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練馬区氷川台(有楽町線・副都心線)にて、不妊症・不育症の体質改善の鍼灸を専門的に行っている、コンチェルト鍼灸院の松浦聡です。
本日のブログでは、リオデジャネイロオリンピック開幕前に話題に挙がり、最近またニュースで取り上げられている「ジカ熱」についてお話ししたいと思います。
ジカ熱は、藪蚊のネッタイシマカを媒介にジカウイルスに感染することで引き起こされるのですが、感染の60~80%程のケースでは無症候性で、症状が現れても「軽度の発熱、結膜充血、筋肉痛、関節痛、頭痛、斑点状丘疹」など比較的軽微な症状ばかりです。
それでは、何が問題視されるかというと、妊婦が感染すると母子感染を引き起こし、お腹の中の胎児が小頭症を引き起こすことが挙げられます。
感染した妊婦が出産した赤ちゃんの8割が頭囲に異常をきたしたという報告もあるので妊活中の方や妊娠中の方には非常に危険なウイルスとなります。
さて、媒介となるネッタイシマカは赤道付近の暑い地域に分布するので基本的には日本にはいません。
しかし、ジカ熱の感染経路は蚊を介さずとも、性交渉でも感染することがわかっております。
そのため、妊活中の方や妊娠中の方では、パートナーの方が暑い国に出張した後などもお気を付けください。
なお、先日のニュースにて、ジカウイルスの増殖を抑える薬について報告がありました。
・サナダムシ駆除薬でジカウイルス増殖を阻止、実験で確認 研究
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160830-00000006-jij_afp-int
この薬は現段階では承認されていないので、ネッタイシマカが生息する地域に行かれる際には、蚊に刺されないよう長袖長ズボンの衣服を着て、防虫スプレーなどで対策しましょう(=゚ω゚)ノ
2016
07Sep
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