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練馬区氷川台(副都心線・有楽町線)のコンチェルト鍼灸院です(*^▽^*)
本日は久しぶりに不妊鍼灸関連の情報として、葉酸についてお話しさせて頂きます。
葉酸について書こうと思ったきっかけは、安産のお灸で通っていただいている患者さんとの会話で、その患者さんが妊娠34週目で葉酸サプリを摂っていると話されていたためでした。
葉酸については過去にもブログを書いておりますが、その際に書いたのは妊娠前から妊娠初期に摂るべき理由などをかいております。
妊活中の方や不妊症の鍼灸を受けている方に読んでいただきたい、葉酸に関する過去のブログはこちら♪
・不妊症の体質改善(サプリメントについて)
過去に勉強していて、30~34週目に葉酸を摂り過ぎると小児喘息のリスクが上昇するというデータの記憶があったので病院の指導の問題かと不安になったので調べたところ・・・結論としては日本の基準値でサプリを摂っていれば問題になる可能性は低いと考えられます。
なお、小児ぜんそくリスクが上がるという報告ですが、情報ソースはオーストラリアのアデレード大学での研究でした。
http://aje.oxfordjournals.org/content/early/2009/10/30/aje.kwp315.full.pdf+html
要約すると「妊娠30~34週の妊婦さんが葉酸を一日1000μg(1mg)摂ると、出産した子供が小児ぜんそくを発症するリスクが1.26倍高くなる」という内容でした。
厚労省では妊娠前から妊娠初期に一日400μg(0.4mg)の葉酸摂取を推奨しており、販売されているサプリもだいたいこのくらいの量が含まれているので、指示通りの用量で葉酸を摂る分には問題ないと思われます。
なぜ妊娠30~34週が問題になるのか気になるので調べたところ、母体外で肺呼吸で生活するための準備で、肺サーファクタント(肺胞が広がりやすくする界面活性剤)が分泌され始めるタイミングと重なります。
そのため、過剰に摂取した葉酸が肺サーファクタントに何かしら影響を与えているのではないかと考えております。
ということで、体に良いとされるものでも過剰摂取は毒になるのでほどほどに適量取るように心がけましょう♪
2015
27Aug
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