本日もブログをご覧くださり有り難うございます。
練馬区でミュージシャンの諸症状(フォーカルジストニア・管楽器の鼻抜け・アンブシュアの問題など)に対する鍼灸施術を専門的に行っているコンチェルト鍼灸院の松浦聡です☆
本日はボーカルのフォーカルジストニア症例の報告になります。
症例の患者さんは、昨年上旬にいつもの倍くらい練習量を増やしていたら高音域が出にくくなり、その時はフォーカルジストニアという病名もフォーカルジストニアの増悪因子も知らず、練習不足による不調と考えて練習量をさらに増やしてしまいました。
ライブツアーが始まる直前に、高音域だけでなく余裕で歌えた音域でも症状が出始めたため、ツアー先の病院を受診しつつ病院や鍼灸院・漢方薬など喉に良いと言われる物事を色々と試しながらツアーを周り、ミュージシャン専門の他所の鍼灸院でも治療を受けたそうですが効果はなかったそうです。
色々なことを試しながら1本1本のツアーをまわっていき、一旦は本調子ではないが希望が見えたが、ツアーファイナル以降また症状はどんどん悪化してしまい、今現在はライブ活動は控えていて、発声方法を変えたりしつつリハビリを行っていらっしゃいます。
ということで、鍼灸施術前の状態と4回目の鍼灸施術後の歌をアップ致しましたので、ご覧くださいませ♪
フォーカルジストニアを発症した方は、みなさん同様にご自身の症状を理解してもらえない環境に悲しみにくれたり絶望したりしております。
世界的なキーボーディストのキースエマーソン氏のようにフォーカルジストニアを原因に自殺してしまう方もいらっしゃいます。
今回ご相談頂いたボーカルさんも、若くて勢いに乗って来たこのタイミングで発症してしまった悲しみは痛いほどわかります。
患者さんの症状を少しでも軽減するために冷静に症状を分析し適切な処置を施すのが私の役割なので、私自身は一緒に悲しんであげることはできませんが、一日でも早く思い通りに音楽を楽しめるよう全力でサポートさせて頂きます。
全てのフォーカルジストニアを小職が治せるとは考えておりませんが、同じ時代に産まれたミュージシャンの症状を一人でも多く治せるよう今日も臨床を頑張らせて頂きます(=゚ω゚)ノ
2018
12Jan
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