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鍼灸でミュージシャンのお悩み解消(フォーカルジストニア・局所性ジストニア・腱鞘炎・管楽器演奏時の口周りの症状など)のお手伝いを行っている練馬区のコンチェルト鍼灸院 院長の松浦聡です。
本日の症例は患者さんは大学生で、高音域の音が吹けなくなってしまったアマチュアのユーフォニアム奏者さんです。
フォーカルジストニアの病歴からご説明いたします。
3か月前から違和感を感じ始めたが、最初は不調程度に感じていた。
2か月前から音が当たらなくなり、疲れだと思って放置していたら、中音域でも詰まったような音になり、音色が変わってしまった。
3月に定期演奏会があり、そのあと2週間ほどオフがあったので休めば治ると思っていたが、オフの後で6泊7日の合宿があったが演奏は全く駄目だった。
合宿後に1週間のオフがあったが、オフの後の練習ではチューニングのB♭も出せなくなっていた。
以前は高音域が得意だったが、今は高音域が全く吹けない状態。
ユーフォニアムを始めて6年くらいだが、現在は基礎練習もできない。
唇が振動しない気がして、以前は楽にできていた音階もできなくなってしまった。
下のBから中音域のGくらいまでしかロングトーンは出来なくなり、それ以上は音が震える。
以上が現病歴です。
鍼灸が初めてということで、とても緊張していたので、初回は刺さない鍼も使って施術を行い、チューニングのB♭まで出せるようになりました。
二回目の施術時は、ご本人の希望もあり、更に施術効果を出せる、刺激が強めの鍼灸施術を行いました。
そして、二回目の施術後はHighBまで吹けるようになり、お喜びいただけました♪
ということで、初回施術前と2回目の施術後の演奏を動画でアップしましたのでご覧ください!
音域は広がりましたが、リップスラーやロングトーンなど、これからさらに演奏の幅を広げられるように一緒に頑張りたいと思います(=゚ω゚)ノ
過去にご紹介したユーフォニアム奏者の症例もリンクを貼りますので、ユーフォニアムなど金管楽器演奏時の症状でお悩みの方は是非ご覧くださいませ♪
・低音が吹けなくなったユーフォニアム奏者の症例
・ユーフォニアム奏者の吹き始めに詰まる症状
ミュージシャンのフォーカルジストニア症状でお悩みの方は、下記URLに様々な症状の鍼灸施術での変化を掲載しておりますので、ご覧くださいませ
・音楽家の鍼灸施術メニュー
2019
16Apr
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