本日も不妊鍼灸で使われるツボをご紹介しますヾ(@°▽°@)ノ
前回・前々回とお腹のツボが続いたので、本日は背中側のツボの「中髎(ちゅうりょう)」をご紹介します!
ツボの場所は、腰のところにある仙骨の8つの穴のうち上から三つ目です。
仙骨の穴は八髎穴と言われており、自律神経の副交感神経(骨盤神経)や体性神経(陰部神経)へのアプローチを目的に使うことが多いです。
ご自身でツボの場所を取るのは難しいですが、腰の所で出っ張った骨(上後腸骨棘)の内下方に次髎があり、そのもう一つ下の穴(第三後仙骨孔)が中髎となります。
先日の次髎でもお話しいたしましたが、東洋医学的な不妊鍼灸の治療院では次髎を使う鍼灸院が多いです。しかし、神経の走行を考える現代医学的な鍼灸では、中髎を刺激することで泌尿生殖器へ効果的に刺激を与えられると考えます。
そんなわけで、東洋医学と西洋医学を併用する当院では・・・両方使っちゃいます!
でも、患者さんが鍼刺激が苦手であれば鍼を使わずにお灸だけ使ったりもします。
ちなみに、不妊症の方への具体的な効果としては、次髎と同様に骨盤内臓器への血流促進により子宮内膜を厚くして着床しやすい環境を作るので、当院ではクロミッドの副作用で子宮内膜が薄くならないようにも使っています。
他にも、卵巣に働きかけて卵胞の成長を促すことや、生理痛などの不快な症状を軽減する働きが挙げられるので、卵胞の育ちが悪い方や、採卵に向けて卵胞の質を上げるためにも使っております(^人^)
体外受精や人工授精の際には着床率を上げるために経皮的経穴通電刺激法(TEAS)を扱っておりますが、こちらも鍼が苦手な方には鍼を刺さずに電極を貼って電気を通す方法も行っております。
『気持ちの良いリラックスできる施術で最大限の効果』をモットーに施術にあたっておりますので、施術に関するご希望などございましたら遠慮なくご相談ください(*^^*)
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