本日もブログをご覧頂き有難うございます。
練馬区平和台(副都心線・有楽町線)にて鍼灸施術で不妊症の体質改善をお手伝いしているコンチェルト鍼灸院の松浦聡です(#^^#)
本日のブログは、不妊症の症例報告とさせていただきます。
症例の患者さんは45歳の女性で、不妊症の体質改善を目的に昨年の9月から当鍼灸院を受診いただいておりました。
当鍼灸院を受診いただいた時点での検査では、生理3日目での基礎値は計ったことがなく、AMH:0.54、TSH:2.82で経過観察中。
フーナーを3回行って3回とも結果が良くなかったので人工授精(AIH)にステップアップ、一昨年の12月から人工授精での妊活をスタートして、鍼灸初診までに3回行い全て陰性。
これまでの経緯より医師からは体外受精を勧められているが、ご夫婦としては費用的な問題から人工授精を優先的に考えている。
生理周期もバラバラで無排卵の周期もあり、経血には大きな血塊が混じりPMS(月経前症候群)も強めに出たりと、東洋医学的な体質で見てもかなり手強そうな患者さんでした。
初診時点で都内で体外受精も行っている某クリニックを受診されていたのですが、クリニックの一辺倒な治療方針がこの患者さんには合っていなかったため、排卵誘発剤の処方など臨機応変に対応して頂けるクリニックへの転院を提案し、昨年末から転院して診察を受け始めて頂きました。
旦那さんの検査では、重度の精索静脈瘤で手術が必要との診断が下されましたが、旦那さんは手術を受けるのは消極的なため顕微授精も視野に進め、患者さん自身はビタミンDが基準値を下回ったため処方されました。
*精索静脈瘤の手術は治療後数カ月たってから精子所見が改善する方もいらっしゃいますが、全く変化がない方も診てきました。この患者さんのケースでは、旦那さんが手術に対してネガティブかつご夫婦の年齢も高めなので、手術にかかる費用を顕微授精の費用に充てる方が有効的と考えました。
そして、自己注射の指導もクリニックで受講し、次週期から採卵に向けて刺激スタートの予定でしたが・・・なんと年末にタイミングで妊娠!!!
体外受精へのステップアップを勧められている、45歳で一人目妊活でのタイミング法での妊娠は初めてなので、嬉しさよりも驚きが勝ってしまいました( ゚Д゚)
鍼灸施術の効果としては、PMSは出なくなり経血量も増えて、血塊は出なくなっておりましたが、体外受精にステップアップするということで、あまり意識せずにニュートラルな気持ちでタイミングを取れたのが一番の勝因ですかね。
ということで、副作用のない鍼灸での体質改善はお勧めです(=゚ω゚)ノ
妊活関連の過去ブログはこちらもご一読くださいませ♪
・8回目のAIH(人工授精)で妊娠
・採卵方法(ランダムスタート・デュオ刺激)について
・不妊症の症例「着床の窓のずれ」
2018
18Jan
この記事へのトラックバックはありません。