本日もブログをご一読くださり有難うございます。
練馬区氷川台(有楽町線・副都心線)で不妊症・不育症の体質改善や産後の骨盤矯正などを専門的に行わせて頂いているコンチェルト鍼灸院の松浦聡です。
前回と前々回のブログで漢方薬(特に周期法)について否定的な理由を説明してきましたが、今回のブログでは私の漢方薬に対する考え方をご紹介したいと思います。
・周期法について | 練馬区氷川台(有楽町線・副都心線)のコンチェルト鍼灸院
・周期法について➁ | 練馬区氷川台(有楽町線・副都心線)のコンチェルト鍼灸院
まず、誤解がないように申し上げますが、不妊症の体質改善に対する漢方薬に関して私は肯定派です。
病名診断での漢方薬の処方は否定的ですが、東洋医学的に体質を診て処方された漢方薬に関しては効果的だと考えております( `ー´)ノ
例を挙げると、「不妊症=当帰芍薬散」とか「生理痛=桂枝茯苓丸」のように病名に対して処方される漢方薬は、条件にマッチしていれば効きますが、どのような理由で不妊症なのか、どのような理由で生理痛が生じているのかを把握して処方しないと効果がありません!
鍼灸と漢方薬の長所の違いについて簡単に説明すると、漢方薬は直接口から取り入れるので、身体に必要な成分(気・血・精・津液)などが不足している虚証の方には漢方薬の方が即効性があると考えております。
鍼灸は気が滞っている「気滞」や、血液が滞った「瘀血」のような実証タイプの方に対して特に即効性がある治療方法になると考えております。
気が足りない患者さんに対しては、気海や足三里・合谷などのツボに鍼を刺しますが、漢方薬を飲む方がより効果的に気を補うことが出来ると考えております。
ということで、原因不明の不妊症でお悩みの方は是非是非、鍼灸治療と併せて漢方薬もご検討ください(*^^*)
2016
16Mar
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