先日のブログをご覧いただいた方からご質問いただいたので東洋医学の「五臓六腑シリーズ」を暇を見て書いていきたいと思います。
ちなみに、東洋医学では五臓六腑の「心(しん)」の病症として悪夢・動悸・不眠・胸痛などが挙げられます。
そして、心の臓に熱がこもると、舌尖(舌の先っちょ)が赤くなるという変化が体に生じることがあります。
ということで、私自身が悪夢にうなされていた時に舌を診たところ、やはり赤くなっておりました!!!
先人の知恵と経験は凄いですね~(*´ω`)
*自分の舌の写真を撮ったのですが、あまりにも見苦しいので削除しました
東洋医学を少し勉強すると、身体に必要な構成成分「気・血・水・精」の何かが不足する「虚証(きょしょう)」と、体の中に構成成分の何かが滞った「実証(じっしょう)」で診断する方法を知るかと思います。
では「心」の熱が旺盛になる理由は何かというと、ストレスで気が上に昇ったり、身体を潤す血液や津液など「陰(いん)」に属する物質が不足しても体は熱っぽくなります。
つまり、身体を滋養する何かが不足しても熱がこもる症状は生じるし、「気」のように、熱を生じる物質が滞っても体の熱は過剰になってしまうのです。
そのため、東洋医学での治療方法としては、五臓六腑の「心」に熱がこもった状態に対しても、上に昇っている気を下に引き降ろしたり、熱を抜き取るために刺絡という方法でこもった熱を血と一緒に体から出したり、熱を相対的に抑えるように陰陽の「陰」に属する血や精などを補う施術方法など、患者さんの状態や発症した原因に応じてさまざまなアプローチ方法があります。
本日から始まったはずの五臓六腑シリーズ、次の臓腑は何時になるかは神のみぞ知ります。。。
乞うご期待(*´▽`*)
2017
01Nov
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