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鍼灸施術で不妊症・不育症の体質改善のお手伝いを練馬区平和台(有楽町線・副都心線)で行っている、コンチェルト鍼灸院の松浦聡ですm(__)m
本日は不妊症関連のブログになります♪
体外受精・顕微授精で妊活を行う際に、受精卵を培養して初期胚もしくは胚盤胞まで培養してから移植します。
基本的に胚盤胞まで分割が進むのは5日目になりますが、1~2日遅れて6日目や7日目に胚盤胞まで成長する卵もあります。
この分割が遅めだった受精卵での妊娠率や染色体異常率を調べた論文があるので、そちらをご紹介したいと思います。
アメリカからの報告で、388周期に採卵した2132個の胚盤胞における、染色体正常率を採卵後5日目・6日目・7日目に分類して比較した論文です。
採卵後第5日目の胚盤胞は全体の62.5%で、染色体正常率は49.5%
採卵後第6日目の胚盤胞は全体の35.8%で、染色体正常率は36.5%
採卵後第7日目の胚盤胞は全体の1.7%で、染色体正常率は32.9%
上記の結果からもわかる通り、5日目胚盤胞の着床率が高くなるので、グレードの良い6日目胚盤胞よりも、グレードが低くても5日目胚盤胞を優先するのが一般的になります。
とはいえ、日本ではPGS(胚盤胞の染色体異常の検査)が認められておらず、一部のクリニックでしかPGS検査は行っておりませんが、反復流産のクライアントさんがPGSを受けると、上述のような染色体正常率にはならないのが現実です。
染色体が正常な卵を移植した時に、子宮因子で着床できない状態や流産を防ぐためにも、普段から鍼灸などで体質を整えましょう!
2018
23Dec
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