本日もコンチェルト鍼灸院のブログをご覧いただきありがとうございます♪
鍼灸施術で不妊症・不育症の体質改善のお手伝いを練馬区平和台(有楽町線・副都心線)で行っている、コンチェルト鍼灸院の松浦聡ですm(__)m
本日は不妊症関連のブログになります♪
体外受精までステップアップしている方は、採卵方法を大きく分けて、ほとんど薬を使わない自然周期と、内服薬や注射を使ってより多くの卵胞を採卵できるように成長させる刺激周期に分類することはご存知かと思います。
新宿の自然周期派の某クリニックは薬によって卵子の質が悪くなるから極力薬は使わない方針で有名ですね!
刺激系のクリニックは、薬を使うことで卵子の質は低下しないという考えのもと、薬を使って卵胞を育てることを推奨しています。
私自身は、基本的には一度の採卵周期でより多くの卵胞を採卵できる可能性の高い刺激周期を推奨しております。
*薬剤を使った刺激周期でも自然周期でも同じくらいの数しか採卵できない方は、薬剤による体と金銭面の負担を軽減するためにも、自然周期がお勧めです。
さて、本題に入りますが、重度の不妊症・不育症の患者さんを診ていると、胚盤胞の段階で遺伝子異常の有無を検査する「着床前診断(PGS)」を受けたという方の話を耳にする機会があります。
症例数が多くないので断言はできないのですが、PGSを行った方々の経験を分析すると、薬剤の使用状況により遺伝子異常率が大きく変わる可能性がありそうです。
厄介なことに、見た目で判断するグレードは遺伝子異常とはあまり関係がなく、胚盤胞のグレードとして最も移植成功率が高いはずの「AA」の胚盤胞でも遺伝子異常はみられます。
薬剤の使用内容によって、採卵数が増えてグレードも良くなるが、PGSを行うと遺伝子異常の卵がほとんどだったり、逆に採卵数が少なく、グレードもあまり良くなくても、遺伝子異常のない胚盤胞を多めに凍結できたりという結果も見てきました。
薬剤を使わずに育てた胚盤胞のPGS成績を聞いたことがないので比較できないのですが、薬剤を使わないで採卵した場合に遺伝子異常率が低減するのであれば、私自身の考えも自然周期派に変わるかもしれません。
しかし、自然周期の方が遺伝子異常を起こす可能性が低いと言えない現段階では、薬を使って多く採卵した方が成功率は高いと考えられます。
なので、患者さん自身が受けた治療・刺激方法で、最も結果が良かった方法を踏襲するのが妊活成功率が高いかと思います。
妊活でお悩みの方は、鍼灸施術での体質改善と併せて、刺激方法や妊活への取り組みに関するカウンセリングも行える、コンチェルト鍼灸院にご相談くださいませ(=゚ω゚)ノ
2019
19Apr
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