本日もコンチェルト鍼灸院のブログをご覧いただきありがとうございます♪
鍼灸施術で不妊症・不育症の体質改善のお手伝いを練馬区平和台(有楽町線・副都心線)で行っている、コンチェルト鍼灸院の松浦聡ですm(__)m
今日のブログでは、不妊症・不育症関連の内容をご紹介したいと思います。
さて、体外受精や顕微授精で妊活に取り組んでいる方はご存じの方も多いと思いますが、ホルモン補充周期での移植の際には、生理が始まってから排卵までの増殖期はエストロゲンを補充し、排卵後の分泌期(高温期)は黄体ホルモンを薬を用いて補充します。
体外受精でも自然周期と言って、ホルモン剤を使わずに自前の生理周期にあわせて移植する場合、ホルモン補充しないクリニックもありますし、人工授精でも黄体ホルモンを補充するクリニックもあります。
続いて、黄体ホルモンの種類ですが、経口薬(飲み薬)・筋肉注射・膣座薬の3種類が挙げられ、一種類の薬だけ使うクリニックもあれば、2剤もしくは3剤を組み合わせて処方するクリニックもあります。
昔は病院を受診して筋肉注射をうってもらう手間があったのですが、最近は自己注射を行えるようになっているので昔に比べて患者さんの手間も軽減したように思えております。
さて、この黄体ホルモンの種類ですが、どの方法で黄体ホルモンを補充すると流産リスクが低いのかを比較した研究があるのでご紹介したいと思います。
https://ameblo.jp/koetaro/entry-12345859079.html
詳細は上記URLよりご覧いただけますが、膣座薬のみだと妊娠継続率が低くなる、つまり流産しやすいと判明しました。
筋肉注射のみのグループと、筋肉注射プラス膣座薬のグループでは、流産率に差がないこともわかります。
この結果もそうですが、薬の吸収は個人差があり、膣からのホルモン補充よりも筋肉注射の方が確実性が高いと考えられます。
エストロゲンも経皮的ホルモン補充のテープだけだとエストロゲン数値が上がらず、ホルモン補充での移植周期なのに卵胞が育ってしまった方も診てきました。
経口薬プラス筋肉注射のグループもあれば更にわかることもあるかと思いますが、被験者の人数が少ないこともあり3グループが妥当なところでしょうかね。
ちなみに、流産率の高い膣座薬だけのグループは内容を変えて、他の2グループでの流産率に差がないかを調べる臨床試験として継続しているそうです。
クリニックによっては3種類の薬を使ったりしますが、最小限の薬で最大限の効果をもたらせるよう、さらに研究が進むことを願っております。
練馬区近辺で妊活でお悩みの方は、まずはコンチェルトはりきゅう院にご相談くださいませ(#^^#)
2019
15Oct
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