本日もコンチェルト鍼灸院のブログをご覧いただきありがとうございます♪
鍼灸施術で不妊症・不育症の体質改善のお手伝いを練馬区平和台(有楽町線・副都心線)で行っている、コンチェルト鍼灸院の松浦聡です
本日は不妊症関連のお話です。
ピロリ菌はご存知の方も多いと思いますが、ピロリ菌といえば胃癌の原因となる菌で、現代医学では除菌が可能な細菌になります。
このピロリ菌が不妊症の原因にもなるということで2014年に報告された論文(英語)をご紹介させて頂きます。
・Can Helicobacter pylori infection influence human reproduction?
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4024765/
要約すると、不妊症の女性と対象群の女性でピロリ菌に対する抗体の有無を比較した時に、不妊症の女性は44.8%が抗体を持っているのに対して、対象群の女性は29.7%と優位に低かったと報告されております。
女性がピロリ菌の抗体を持つと、ピロリ菌と精子の形態が似ているからなのか、抗体が精子に反応してしまい、精子の運動を阻害するそうです。
男性がピロリ菌の抗体を持つと、やはり精子の運動率・奇形率など悪化してしまうそうです。
男性不妊の原因として挙げられる、精索静脈瘤の手術に関しても先日ブログに書きましたので、ご興味ある方はご覧くださいませ♪
・顕微鏡下精索静脈瘤の手術
そんなわけで、妊活に取り組むご夫婦はピロリ菌を除菌することで抗体の活性を抑えて、妊娠しやすい体質づくりに向けましょう・・・と締めくくりたいところではございますが、そうもいかないわけでして(。-`ω-)
次回のブログで、ピロリ菌を除菌するデメリットもお伝えしたいと思います♪
2018
01Aug
この記事へのトラックバックはありません。