毎度どうも、ミュージシャンのお悩み(フォーカルジストニアや腱鞘炎・鼻抜けなど)を専門的に鍼灸で診ているコンチェルト鍼灸院の松浦聡です♪
過去にドラマーの身体の使い方を書きましたので、今回はピアニストの身体の使い方について少し書いてみたいと思います。
ドラマーの身体作り関連のブログはこちら↓
・ドラマーの身体作り
・ドラマーの身体作り②「体質分類」
・ドラマーの身体作り「運動生理学」③
それでは早速、ピアノの奏で方ですが、ピアノは鍵盤を抑えると音が鳴ります・・・
大丈夫です、お酒を飲みながらブログを書いてますが酔っていません(笑)
ピアノは鍵盤を弾くと、ハンマーが弦を叩き、音が鳴ります。
音量のコントロールとしては、ハンマーが弦を叩くスピードが大切で、ゆっくり叩けばpp(ピアニッシモ)など小さな音が、早く叩けばff(フォルテッシモ)など大きな音が出せます。
ではfff(フォルテフォルテシモ)を出したいからと、派手に鍵盤を早く弾いて音を出した後で鍵盤を押し続ける(抑え続ける)とどうなるか・・・
無駄に筋肉を使うので腕の細い筋肉には疲労が溜まるだけです;つД`)
つまり、大きな音を出すという目的に対して、鍵盤を力強く抑え続けるのは無駄な動作になります。
ピアニストの女性は華奢な方も多くいらっしゃいますが、筋肉も脂肪も少ない細い腕で、コンサートホールの隅々まで生音を響かせる技術を持った方は多くいらっしゃいます。
ピアノでも、脱力して上肢の重みをそのまま鍵盤にかけることが出来れば、指の屈曲伸展(曲げ伸ばし)に関わる、前腕の細い筋肉の負担が減るので長時間の演奏も楽になります。
私もピアニストの先生に鍵盤を浅く弾いて、打鍵の表面を浅く狙うように教わるのですが、これがなかなか難しい!
テンポがゆっくりで音符の数が少なければ、前よりも良い音を響かせることが出来るようになった気もする今日この頃ですが、日々練習ですね♪
偉そうに講釈してますが、私自身はミュージシャンではなく鍼灸師ですから、2時間のリサイタルをこなせるような演奏技術は持ち合わせておりません
2018
13Mar
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