練馬区練馬春日町(都営大江戸線)で子宝鍼灸(不妊症の体質改善)を専門的に行っている、コンチェルト鍼灸院の松浦聡です(*^^*)
本日は内分泌的因子による不妊症・不育症の原因として多く診られる「黄体機能不全」についてお話しさせて頂きます。
まずは黄体機能不全の説明ですが、狭義には女性の月経周期における黄体期の血中プロラクチン値(P4)が低かったり、黄体期(高温期)が短いような状態をいいます。広義には、黄体からのホルモン分泌には異常はないが、子宮内膜自体に異常がある子宮内膜機能不全が含まれると考えられています。
それでは、黄体機能不全がどのくらいの割合で診られるかというと、不妊患者では10~30%、反復流産患者においては25~60%と、かなり多くの方に診られると言われております。
一般的に不妊治療を受けていて、プロラクチン値(P4)が低いとデュファストンやルトラールのような服用薬や膣坐薬を用いて黄体ホルモンを補います。
クリニックによっては一度の血液検査の結果から毎周期プロゲステロンを補充しますが、プロゲステロンは排卵後の黄体が分泌します。つまり毎周期異なる黄体から分泌されるので毎周期必ず補充する必要性はないのではと思ってます。
しかし、それまで妊娠できなかったが黄体ホルモンを補充してから着床するようになった方で、なおかつ吐き気や眩暈などの副作用が現れないのであれば補充することを否定できません(--〆)
次回のブログでは、広義の黄体ホルモン機能不全としてご紹介した「子宮内膜機能不全」についてお話しさせて頂く予定です(*´▽`*)
2016
23May
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