本日は、老人ホームなどで行っている音楽療法についてお話しいたします。
私自身は音楽家でもなければ、音楽療法の専門家でも御座いませんので、あくまで一音楽愛好家の延長線としての考察を語っていることをご了承くださいm(__)m
音楽療法を大別すると、一つは受動的音楽療法、つまり音楽を聴かせることで精神的安定化を図るという方法です。そしてもう一つは、音楽を演奏していただく能動的音楽療法です。
老人ホームの音楽療法では、ご利用者の皆さんにマラカスやカスタネット・タンバリンなどを持っていただき、リズムに合わせて音を鳴らしていただくのですが、これも能動的音楽療法の一つとなります。
しかし、単純に楽器を鳴らさせているかというと・・・そこまで単純では御座いません( ̄▽+ ̄*)
たとえば、ヨハンシュトラウス1世のラデツキーマーチ(ウィーンフィルハーモニーのニューイヤーコンサートで最後に演奏する曲で、皆で手拍子する曲です)の曲の始まりですが、ドドド・ドドド・ミレド~シラソ♯ ラシドレソの所でシンバルでジャ~~~~~ンと鳴らしたりするのですが、シンバルの出番はこの一回のみ(ノ゜ο゜)ノ
一回だけですが、他の方とコミュニケーションを取るのが苦手な方がコミュニケーションをとるきっかけになったり、集中力が低下した方にその一回に集中して頂きタイミング良く鳴らしてもらいたいという目的が有るのです(*´σー`)
私自身は音楽をコミュニケーションのツールの一つとして使っておりますが、ご高齢者の皆さんにも体操がすきな方、おしゃべりが好きな方、芸術が好きな方など好みが分かれるので、全員に同じメニューを行っていただくよりも、飽きずに続けていただけるプログラムを提案することで、健康寿命を延ばすお手伝いを今後も続けていきたいと考えております。
2014
15Nov
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