先日の「口腔ケアで妊活」の続編を書かせて頂きます。
前回のブログでは歯磨き粉に含まれるトリクロサンやラウリル硫酸ナトリウムによる不妊症リスクなどについてご説明いたしましたが、実際のところ妊娠出産しているうちの大半の方は市販の歯磨き粉を使っていらっしゃいます。
それは結果として妊娠出産出来ただけなので、健康被害に関する科学的なデータが取れている物に関しては避けることをお勧めいたします。
重箱の隅をつつくような内容も多々ありますが、原因不明の不妊症と診断されてから当院の鍼灸を受けるという患者さんが多いので、当院では妊娠の確率を上げて流産率を下げるために出来ることは極力紹介したいと考えておりますm(__)m
さて、前回は不妊症の体質改善のためという内容を書きましたが、本日は妊娠後のためという点でお話したいと思います。
妊娠すると妊婦さんによってはつわりが強く出て、気持ちが悪くて歯磨きが出来ないという方も多数いらっしゃいます。
また、悪阻により3食の食事をしっかりと食べられず、少しずつ何度も食べることになり口腔内に食物残渣が残り、細菌が繁殖しやすい環境が出来上がってしまいます。
＊悪阻対策としては鍼灸の特効穴もありますが、妊娠初期の不安定な時期に強刺激を与えるのはリスクもあるので、まずは弱めの刺激から悪阻のツボに刺激を与えることを当院では行います。
悪阻以外の虫歯になりやすい原因としては、女性ホルモンのバランスが乱れることが挙げられております。
妊娠中は歯周病菌の好物のエストロゲンが増加することと、プロゲステロンが増加することで歯肉の血管に働き掛けることで炎症を起こしやすくなり、虫歯や歯周病などになりやすくなります。
そのため、不妊鍼灸（不妊症・不育症の体質改善の鍼灸）を受けていらっしゃる方には、妊娠前からの口腔ケアをお勧めいたします。
歯磨き以外の虫歯予防方法としては、重曹でのうがいがお勧めです。
重曹でうがいをするメリットは、飲食後に虫歯の原因菌が虫歯を作りやすい酸性の環境を作るのを、重曹がアルカリ性に中和して虫歯が出来にくくすることなどが挙げられます。
重曹うがいのリスクとしては、重曹のたんぱく質分解作用により歯茎を痛めてしまう可能性が指摘されておりますが、毎食後の歯磨き後に行うくらいであれば問題ありません。
他に重曹を使う上でののリスクとしては、歯ブラシに重曹を付けて磨くと研磨作用により歯の表面が傷ついたり歯茎を痛める結果になります。
また、腎臓病などで塩分を控える必要のある方は重曹を使うことで塩分の摂取につながるので避けた方が良いかもしれません。
使い方を守ればリスクもなく費用もかからない方法なので、是非取り入れてみてください。
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練馬区のコンチェルト鍼灸院が健康に良い情報などをご紹介しております。
今回は妊娠中に虫歯になりやすい原因を紹介し、その際の虫歯の予防方法などをご紹介しております。
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