本日は不妊鍼灸のツボ動画をのせさせていただきます♪
本日ご紹介するのは腹部にある「気海」というツボで、「気」が不足している患者さんに特に用います。
気が不足していると現れる症状としては、寒がり・易感冒(風邪をひきやすい)・疲れやすい・消化不良・胃のもたれ・めまい・睡眠障害(中途覚醒)・自汗(暑くもないのにダラダラと汗をかく)・便秘・性欲減退・ED(インポテンツ、勃起不全)・不正性器出血などなど、いろいろな症状が現れます。
なぜ気が不足するという一つの原因(状態)でこのようにさまざまな症状が現れるかというと、五臓六腑の「どの臓腑」の「何の気」が不足しているかによって現れる症状が異なるからです。
「どの臓腑の気」というふうに気を蓄えている場所で考えると、たとえば五臓六腑の脾・胃(現代医学でいう消化器)の気が不足していると、胃がもたれやすかったり下痢しやすかったりします。
「何の気」というふうに気の種類で考えると、衛気(えき)と言う体表を纏い体を温めて外気から守る気が不足すると、易感冒・全身性の冷え性・汗をダラダラかくなどの症状が現れます。
東洋医学的に病態を考えるうえで大切なことは、1つの症状から体質や身体の状態を決めるのではなく、全身的に診て総合的に判断することです。
例を挙げると「便秘」などは気が不足している「気虚」でも現れる症状ですが、気が過剰な「気滞」という状態になっても表れる症状です。
これは、気が不足すると便を押し流す力が足りなくて便秘になり、気が滞ると気が身体を巡らなくなって便を押し流せなくなって便秘になる、といった感じです・・・分かりにくいですかね(--〆)
前置きが長くなりましたが、ツボの動画をご覧くださいませ(*´▽`*)
気海は、生殖器とかかわりの深い五臓六腑の「腎」の気を補う性質のツボなので、原因不明の不妊症の方・冷え性の方には是非お灸で温めて頂きたいツボになります。
梅雨に入り蒸し暑い日が続きますが、冷房や冷たい飲食物でお腹や足が冷えた方が当院の患者さんでも増えてきています(/_;)
鍼灸院での施術と併せて、ご自宅での妊活・温活で妊娠への近道を進みましょう☆
2015
20Jun
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