本日は不妊症の体質改善に用いるお灸のツボの取り方を動画でご紹介いたします♪
本日紹介するのは大腿部の前面にある「血海」というツボです。
名前からして血液に関係しそうですが、不妊症の体質に多く診られる血瘀(瘀血)を改善するのに使います。
瘀血体質の方は子宮内膜症・チョコレート嚢胞・子宮筋腫などの疾患をお持ちの方に多く診られ、現れる症状としては、PMS、固定部位の痛み(同じ場所が痛む)、刺痛(刺すような痛み)などが挙げられます。
続いて、血海のツボの取り方ですが、膝のお皿の内側上端の角から2寸上に上がったところです。
若い患者さんには瘀血体質の改善に用いますが、膝が変形して痛くて歩けないご高齢者にも頻繁に使うツボです。
以前にご紹介した「三陰交」も血液に関係するツボですが、東洋医学で考える血液の病態には二つあって、血液が不足する「血虚」と血液の流れが滞って悪い血液が溜まった「血瘀」に分けられます。
使い分け方としては血海は「血瘀」に使い、三陰交は「血虚」と「血瘀」の両方に使います。
血海のツボは押して痛い方の足で、押すと痛い処もしくは細い静脈(細絡)が浮かんでいるところがなツボの位置になります。
ご自宅での刺激方法としては、置き鍼もしくは指で押すことをお勧めします。
ツボを刺激することで瘀血を減らすとともに、瘀血を生み出している原因を改善できるよう生活習慣を変えていくことで不妊症・不育症の体質改善のスピードをあげましょう♪
2015
07Jul
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