本日もコンチェルト鍼灸院のブログをご覧いただきありがとうございます♪
鍼灸施術で不妊症・不育症の体質改善のお手伝いを練馬区平和台(有楽町線・副都心線)で行っている、コンチェルト鍼灸院の松浦聡です
本日のブログは、カンジダ感染に関するお話です。
まずはカンジダの説明ですが、カンジダとは正式名称はカンジダ・アルビカンスといって、真菌(カビ)の一種になります。
性感染症として有名なので、意外に思うかもしれませんが、常在菌として膣の中だけでなく内臓などにも身体の中に存在しております。
普段は細菌など他の常在菌と共存して悪さをしないのですが、体力が低下して免疫力が下がったり、抗生物質などで細菌のバランスが崩れたりすると炎症症状が現れて痒くなったりします。
不妊症の体質改善を目的に当鍼灸院を受診いただいている患者さんでも、体外受精で採卵周期に、採卵前から抗生物質を飲み続けることによりカンジダによる症状が全身にあらわれたかたがいらっしゃいました。
病院によっては採卵後に抗生剤を投与するクリニックもありますが、予防的な抗生剤の投与はちょっと薬の過剰投与な気もします。
ちなみに、施術前に舌診といって舌を診たところ、舌が厚い苔に覆われていて、いかにもカンジダ感染の舌になっておりました!!
厚い苔と炎症による痒みということで、東洋医学での弁証(いわゆる西洋医学の診断名)は湿熱となります。
湿熱への鍼灸での処置方法としては、去痰清熱といって、余分な水分を出して熱を冷ますという方法になります。
熱を冷ますツボの第一選択は、肘の外側上顆付近にある「曲池(きょくち)」そして、痰湿をとばすツボは脛にある「豊隆(ほうりゅう)」が挙げられます・・・が、こういう時は西洋医学的な抗真菌薬などで治療を受けた方が早いです(-_-;)
ということで、お大事になさってください(=゚ω゚)ノ
2018
05Nov
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