本日もブログをご覧くださり有難うございます。
練馬区氷川台(有楽町線・副都心線)で不妊症・不育症の体質改善や産後の骨盤矯正などを専門的に行わせて頂いているコンチェルト鍼灸院の松浦聡です。
立冬も過ぎ、徐々に冬の寒さも厳しさを増す今日この頃、風邪をひかれた方も増えておりますね。
風邪の初期症状に対して漢方薬といえば、「葛根湯(かっこんとう)」を連想する方が多いかと思いますが、薬局で自費で漢方薬を買おうとすると、葛根湯以外に「桂枝湯(けいしとう)」や「麻黄湯(まおうとう)」等の漢方薬が売られているのを目にするかと思います。
ということで、本日は風邪の初期に使う漢方薬についてご説明したいと思います。
まずは桂枝湯に含まれる生薬ですが、大棗(タイソウ)・桂皮(ケイヒ)・芍薬(シャクヤク)・甘草(カンゾウ)・生姜(ショウキョウ)の五種類になります。
続いて葛根湯に含まれる生薬ですが、桂枝湯に含まれる5種類の生薬プラス、麻黄(マオウ)・葛根(カッコン)の合計7材となります。
*各生薬の分量はメーカーによって異なります
そのように似通った漢方薬なので、どのような風邪に対してどの漢方薬を使えばよいのか、わかりづらいですよね。
薬局で薬剤師さんに聞いても答えられない方もいらっしゃいますので、簡単な使い分け方をご紹介いたします。
桂枝湯は東洋医学での診断名として風寒表虚証という状態が適応になります。
体力が低下しており、微熱で自然と汗をかいているタイプの方に適応となります。
葛根湯は東洋医学での診断名として風寒表実証という状態が適応になります。
この漢方が適応となるタイプは、比較的体力があり、自然に発汗せず首肩コリなど節々の筋肉が痛むような風邪になります。
麻黄湯に関しては過去のブログでも取り上げましたので、ご興味のある方は下記リンクよりご覧くださいませ♪
・インフルエンザと麻黄湯
ということで、風邪の常備薬として2種類ともそろえている方は、上記の内容を参考にしてくださいませ(*^^*)
2016
20Nov
この記事へのトラックバックはありません。