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練馬区氷川台(副都心線/有楽町線)にて不妊症の体質改善・美容鍼などを専門的に行っている、コンチェルト鍼灸院の松浦聡です☆
本日のブログは、回虫感染と妊娠に関してお話しさせて頂きます。
タイトルを書いていて自分でも違和感を感じますが、読んでいる方からしたら更にビックリですよね(*´Д`)
回虫と言えば、テレビなどでも紹介されている有名な藤田紘一郎(ふじたこういちろう)ドクターがいらしゃいますが、回虫が妊娠性にも影響することを示唆する面白い研究が報告されました。
情報元はカリフォルニア大学サンタバーバラ校で、研究の対象はボリビア原住民のチマネ族の女性です。
986人のチマネ族の女性を9年間追跡したところ、15~20%が回虫に感染し、56%が鉤虫に感染していることがわかりました。
チマネ族の女性は、平均10人の子供を生涯に産むそうですが、回虫に慢性的に感染している女性では、初回妊娠までの期間だけでなく、出産から次の妊娠までの期間が短いそうです。
反対に、鉤虫に感染した女性では平均値よりも出産数が減りますが、それでも7人も出産してます。
このデータを妊娠性と結びつけて考えると、回虫感染患者は妊娠中の免疫状態に近くなり、ヘルパーT細胞タイプ2型の免疫が優勢な状態になるそうで、この点が研究のポイントになるとは思います。
ちなみに、1960年くらいまでは日本人の60%位は回虫に感染しており、それまでは花粉症などアレルギー性疾患の発症率は低かったそうですが、回虫などの寄生虫感染を防ぐための薬などが開発・普及されたところ、花粉症などのアレルギー疾患罹患率が急増しているとのことです。
タイミング的に近代化が進み始めたころなので、回虫だけがアレルギーの原因ではないと思いますが面白いですね!
日本人も昔は8人くらい子供を産む方も珍しくはなかったですが、回虫感染よりも結婚の平均年齢が低かったことと産みやすい環境が一番の原因です。
先ほど紹介した藤田紘一郎医師は自分の体内でも回虫を飼っていて、健康を保っているそうですが、妊活中の方にお勧めする妊活方法ではございません。
妊娠に向けてストイックな方は特にお気を付けくださいませ
2016
27Oct
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