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練馬のコンチェルト鍼灸院の松浦聡です。
本日は鍼灸における体質の一つ、痰湿(余剰な水分)についてお話しいたします。
痰湿は正式な中国医学の鍼灸では粘度や大きさなどで痰・飲・水・湿と四つに分けられますが、実際の臨床では痰湿(余剰な水分)と一括りに纏めて考えます。
まずは痰湿が体に貯まるとどのような悪さをするかと言うと、浮腫み・下痢・冷え性・花粉症・消化不良・体の重だるさ・肩こり・頭痛・腰痛・肥満・不妊症・生理痛・多尿などなど、様々な症状の原因となります。
浮腫みや足の冷えなどは余分な水分が溜まることから生じるのを想像するのは難しくないですが、他の症状を引き起こす原因は、水分などの物質が余分にあって体を巡りにくくなると気・血・水・精の全てが巡りにくくなるためです。
それでは、どのような生活が痰湿を溜めてしまうかというと、ビールや冷たい生ものを過剰に摂取すると痰湿を生みだしてしまうとされてます。
体の水分を処理するのは五臓六腑の「脾・肺・腎」が関係しておりますが、「脾=消化器」は必要な水分を体に取り込み、余分な水分を便や尿に仕分けする働きを持つとされており、乾燥した状態を好む臓器とされています。
日本は湿気が多い国なので、湿気に弱い「脾」は機能が低下しやすく、土地柄的にも消化不良を引き起こしやすいです。(「日本人は胃腸が弱い」なんてネプ○ューンが歌ってましたが、東洋医学的にも正しいですね♪)
ということで、痰湿を改善するツボを一つご紹介したいと思います!
今日ご紹介するのは「陰陵泉」というツボで、脾臓の経絡に属するツボになります。
不妊症の方でいえば、気血が不足しているタイプの方や、消化器の調子が悪い方にもお勧めです(=゚ω゚)ノ
長くなりすぎるので今日はここまでで、次回は痰湿を改善するための方法をもう少し詳しくご紹介いたします(*^_^*)
2015
11May
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