初めての試みですが、ブログで時事ネタを書いてみます。
当鍼灸院は練馬区早宮の住宅街に構えているのですが、先週末の土曜日に、同じく練馬区早宮の住宅街にて殺人事件が発生してしまいました。
連日ニュースで報道されていて、ネットニュースでも話題になっているのでご存知の方も多いと思いますが、農林水産省の元事務次官が早宮の自宅で息子さんを刺殺したという事件です。
事件と同日の土曜日、私の小学生の子供たちも運動会で、午前中は子供たちの運動会を応援に行っておりました。
午後は鍼灸院の患者さんを診療していたのですが、15:30頃にパトカーや救急車のサイレンが鳴り続けていたので、患者さんと近所で何か事件でもあったのかと話をしておりました。
最初は何もわからずエリート官僚の親が、引きこもりがちの自身の子供を刺殺したとのニュースだけ聞きましたが、事件の詳細を知るたびに事の重さに言葉が見つからなくなっております。
事件の引き金となったのが、被害者親子の自宅近くの小学校で行われた運動会。
運動会の音楽など音が五月蝿いと親子で口論になり、息子さんが小学校の子供たちに危害を加えてはいけないと思い至り、親が子を刺殺したという内容。
殺人自体は正当化することは出来ませんが、もし父親が決断を下していなかったら、運動会を楽しんでいた小学生に危害が及んだ可能性も否定できません。
引きこもっても養い、日常的に暴力を受けていたのに見捨てなかった父親が、自分自身の子供を自らの手で殺さなくてはいけなかったほどの口論。
私自身が子を持つ親であり、仕事では子宝を望む不妊症のご夫婦の妊活をお手伝いしているので、今回の事件は非常に考えさせられましたが、父親の事務次官さんの気持ちを考えると、悲しくて涙が出てしまいました。
日常的に家庭内暴力を受けていた実態と、小学生に被害が及ばないようにとの判断を基に、情状酌量されることを願ってやみません。
2019
04Jun
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