練馬区の練馬春日町(都営大江戸線)のコンチェルト鍼灸院です。
いつもブログをご覧くださり有難うございます。
本日は急性腰痛、いわゆる「ぎっくり腰」の鍼灸治療についてお話いたします。
私自身ぎっくり腰は高校生の時にラグビー部の練習で体験しておりますが・・・寝返りもうてない位にひどくて、タクシーで鍼灸院を受診しました。
それでも、ここしばらく腰痛と無縁の生活を送れていたのですが、つい先日勤め先(鍼灸専門学校)の研修生のマッサージの練習台になり・・・翌日から腰痛が復活してしまいました・°・(ノД`)・°・
さて、本題に戻りまして、腰痛の患者さんがまず行うことと言ったら痛み止めを飲んだり、シップを貼ることだと思います。
しかし、はっきり言って軽症でない限りは急性期のぎっくり腰に痛み止めやシップなんて全く効果ありません!
今回MEDLEYという医療関連ニュースのサイトにて報告された統計では、①1日3回鎮痛薬を飲むグループ、②痛みが激しいときだけ痛み止めを飲むグループ、③痛み止めを飲まないグループ(プラセボ)に分けて、回復までの時間に有意な差は現れなかったと報告されました。
・痛み止めでぎっくり腰は早く治るのか?
急性腰痛の患者さんは頻繁に診せて頂くのですが、みなさん最初の処置にまず驚かれます(?_?)
急性腰痛の処置としてはまずアイシングが第一選択となります。
慢性の腰痛であれば温めて筋肉の緊張を緩和させることが腰痛ケアになりますが、ぎっくり腰の場合まずは炎症所見(熱感・発赤・腫脹・疼痛)が診られたら冷やしてください!
アイシングの方法は、ビニール袋に氷と水を入れて、そのビニール袋を濡らした手ぬぐいに包んで患部を冷やします。冷やす時間は患部が麻痺して感覚がなくなるまでですが、だいたい20~25分くらいで、それを2セット位(感覚が戻ってからもう一度冷やし直す)を行います。
このように話すとぎっくり腰(急性腰痛)の場合に鍼灸は役に立てなそうに聞こえますが、当然鍼灸でもアプローチの方法はあります( `ー´)ノ
現代医学的に考えると単純に痛い場所に鍼灸を施すと炎症を助長して痛みが増すだけです。
ご高齢者のぎっくり腰(急性腰痛)では、動けない期間が長くなると歩行能力も低下してしまうので、一日でも早く動ける状態に戻すことが大切です。
そのため、東洋医学的な鍼灸で施術すると清熱(刺絡や清熱のツボへの刺鍼)という治療方法が第一選択になります。
ぎっくり腰(急性腰痛)でお悩みの方で、冷やした方が良いか温めた方が良いかわからない場合はまずはご相談下さい♪
2015
02Nov
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