本日もブログをご覧頂き有難うございます。
練馬区平和台(有楽町線)にて、ミュージシャンのお悩み解決や不妊症の体質改善を専門的に行っているコンチェルトはりきゅう院 院長の松浦聡です(*^^*)
本日のブログも、引き続き小児の上腕骨顆上骨折に関する内容になります。
過去2回のブログで、このテーマのブログを書き始めた経緯と、家庭でできる急性期のケア方法などご紹介しました。
そして、今回のブログでは「固定期間中のリハビリ」についてお話しさせて頂きます。
なお、一概に骨折といっても、骨折部位だけでなく同じ骨折でも行ってよいリハビリや行えるリハビリの内容も異なります。
当鍼灸院のブログはあくまで一症例の参考としてご一読いただき、ご自身のかかりつけのお医者様のご意見を第一優先にリハビリは行ってくださいますようお願い申し上げます。
さて、私の息子の症例ですが、上腕骨顆上骨折ということで、肘関節の少し上が折れておりますので、肘関節を固定しているため肘関節の屈曲伸展(曲げ伸ばし)は行えませんし行ってはいけません。
私自身も、病院からは「固定中にこのリハビリを行うように」という指示はなかったので、こちらからこのような運動を行っても良いかということを確認し、許可を頂いたうえでリハビリを行いました。
無理に行ってしまうと、筋肉の収縮で骨折部位に負荷がかかり、悪影響を及ぼす恐れがありますのでご注意ください。
ということで、極力早めに固定を外せるように、私は愛の鍼灸施術で骨に関係するツボに刺激を与えて骨癒合促進を頑張りつつ、針灸で患側上肢の筋肉の血流を良くし、息子には頻繁にリハビリを行ってもらってます(*^^*)
私の息子の場合は、幸いなことに骨折後の神経症状が軽度で、自分で指を伸ばす伸展動作なども可能でした。
そのため、リハビリの内容としては、肘関節にあまり影響の出ないように手関節より遠位の指節関節の運動がメインになりました。
指の体操の種類としては、下記の3種類になります。
➀完全に指を握りこんでジャンケンのグーとパーを繰り返す体操
➁MP関節は進展させた状態で、PIPとDIPのみを屈曲させる体操
➂指と指の間を開いたり閉じたりする体操
そして、プラスアルファとして、肩甲骨周りの筋肉の体操で肘関節に影響を及ぼさない運動を加えました。
肩甲骨を背骨に近づけたり背骨から遠ざけたりする内転外転と、肩甲骨を上に上げて肩をすぼめたり肩甲骨を下に下げたりする挙上下制の運動などになります。
また怪我をした患側のみだけでなく、健側も運動を行った方が快復が早いと、友人のアスレチックトレーナーに教えて頂いたので、それらも実践してます。
予定では固定期間4週間との診断でしたが、受傷後2週間で仮骨が確認出来、3週間で入浴の際には固定を外しての入浴許可を頂け、順調に回復に向かっております。
鍼灸師的には骨折は専門外なので、息子たちには専門外の知識を増やさなくても済むように生活してもらえればいいな~なんて思う今日この頃です(;´д`)
2017
20Apr
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