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練馬春日町(都営大江戸線)の近くで不妊症の体質改善・音楽家のフォーカルジストニア・美容鍼などを専門的に行っているコンチェルト鍼灸院の松浦聡です(*^^*)
本日は妊娠関連のお話です。
テーマは「妊娠中にビタミンDを多く摂取することで子供のアレルギー性鼻炎予防につながる」という内容です。
対象は1,248人のお母さんとその子ども(小学校低学年)で、アメリカでの調査です。
お母さんの血液検査と、臍帯血の検査、子どもの血液検査から、血液中のビタミンDの量を評価し、子どものアレルギー性鼻炎発症などアレルギー体質との関係を調べたようです。
結果としては、食品由来のビタミンD摂取量が妊娠初期から妊娠中期に100IU/日増えるごとに、子どもが学童期までに一度でもアレルギー性鼻炎を経験する確率がそれぞれ21%(オッズ比0.79(95%CI、0.67-0.92))、20%(0.80(0.68-0.93))低下することと関連が見られた。
ここで重要なのが食品由来のビタミンDではリスクが減っておりますが、サプリメントでビタミンDを補った場合はアレルギー性鼻炎のリスクは低下しないとの結果が出ております。
過去のブログで、ビタミンDを十分に摂ることで優位に妊娠出産率が改善されるという妊活関連の記事を書きましたが、この記事で紹介した研究では食品由来とサプリでの効果の差などは比較されておりませんでした。
これからの季節、美容に気を配る若い女性は日焼け予防をしっかりされると思いますが、ビタミンDは紫外線を浴びることにより体内でも合成されております。
当然、日焼け止めを塗ったり、外出を避けて紫外線を浴びる量を減らせばビタミンDを合成する量も減ってしまいます。
身体で合成する量が減る分は食事やサプリで更に補う必要がありますが、食品由来のビタミンDであれば、アレルギー性鼻炎のリスク低減同様に、妊活時の妊娠・着床率の改善につながると考えられますので、妊活中から妊娠中はバランスの取れた健康的な食生活を心がけましょう。
そして、それでも足りない分に関してはサプリで補いましょう(=゚ω゚)ノ
妊活関連のビタミンDのブログはこちら。
・ビタミンDについて(不妊症関連)
2016
16Jun
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