本日もブログをご覧いただきありがとうございます。
練馬区の平和台(有楽町線・副都心線)にて不妊症の体質改善と音楽家の諸症状への鍼灸を専門的に行っているコンチェルト針灸院の松浦聡です(*^^*)
本日のブログは前回の続編といことで、歌手の方や声優さんなど声を仕事で使うお仕事でのメンテナンスなどについて書かせて頂きます。
ちなみに、前回のブログは下記リンクよりご覧いただけます。
・ボーカル・声楽家・声優の水分摂取方法
前回のブログで痰湿・梅核気などについて簡単に説明しましたが、もう少し掘り下げて詳しく書きたいと思います。
簡単に説明したいとは思うのですが、東洋医学の基本的な考え方などを説明しないと、弁証といって東洋医学における診断名とか病態などを説明するのが難しいので、まずは東洋医学の基本的な部分も説明していきます!
まず、東洋医学では体の構成成分は気・血・水の3つと考えます(細かくは生殖能力などに関わる、精などの成分もありますが割愛します!)
そして、梅核気・ヒステリー球で関わってくるのがこの3つのうちの「気」と「水」になります。
*ちょっと長くなりそうなので、今日のブログでは「気」に特化して説明していこうかと思います!
『「気」って何ですか?』と聞かれた時に一番イメージしやすいのが、皆様も日常生活でご利用されている電気です!
コンセント差し込んでボタンを押すとどうなるか・・・機械によって働きはそれぞれですよね。
電気ストーブなら部屋を暖めるが冷房なら部屋を涼しくして、ミキサーみたいな調理補助器具ならスムージーなど作ったりもできます!
一旦話はそれますが、人体には五臓六腑「五臓=肝・心・脾・肺・腎、(心包)」 「六腑=胆・小腸・胃・大腸・膀胱・三焦」という臓腑があります。
*五臓とは呼びつつも正確には心を守る心包という物があります。
本題に戻り、気は体のエネルギーとして、五臓六腑に行きわたります。
「脾(ひ)」のように消化器官では飲食物の消化活動に使われ、脾の気が足りなくなると消化不良をおこしやすく、軟便になったり、脂っこいものを食べると下しやすくなったりします。
同じく五臓六腑の「肺(はい)」では風邪をひかないように体を守る「気」と関係が深く、肺気が不足すると風邪をひきやすくなったり、深く呼吸が出来なくなり呼吸が浅くなったりもします。
気が足りなくなるとエネルギーが足りなくて各臓腑は働けなくなり機能が低下する、では逆に、「気滞(きたい)」と言って気が余る・滞る状態になるとどうなるか。
いままでの説明を見ると、「気が余っている」と聞くと元気なイメージになりそうですが、充実した状態ではなく、気が暴走するのをイメージしてください。
気は身体の体温を保ったりするエネルギーなので、暖かい物質です。
暖かい空気が上に昇るように、温かい気も人体の中で上に昇りやすい性質があります。
すると、上の方に気が昇ってしまい、イライラした時に偏頭痛が出たり、回転性の眩暈が出たり、女性だと生理前にPMSの症状が強めに出たりします。
本格的に説明するには、本当は陰陽の話などもしなくてはならないのですが、長くなりすぎるので割愛します。
次回のブログで「水(すい)」の説明と梅核気の説明をまとめてできるよう頑張ります(=゚ω゚)ノ
・・・やはり東洋医学ブログは長くなる(ノД`)・゜・。
2018
24Oct
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