練馬区・板橋区にて訪問鍼灸(出張鍼灸)を行っているコンチェルト鍼灸院の松浦聡です(*^^*)
本日は慢性腰痛に対する手術以外の様々な治療方法を比較した研究が報告され、手法の中に鍼灸も取り上げられておりましたのでご紹介いたします。
・慢性腰痛に手術以外の効果的な治療法とは?
まずは、今回の研究の内容ですが、鍼灸施術、按摩・指圧・マッサージ、心理療法、薬物療法、運動療法、徒手療法などの治療方法における文献データベースより、合計156件の過去の論文を集めて研究が行われました。
その結果、鍼灸施術は、非ステロイド性抗炎症薬、オピオイド(鎮痛薬)、デュロキセチン(抗うつ薬)、集学的リハビリテーション、運動療法などと同じく、中程度のエビデンスレベルと評価されております。
これらの治療方法は同じエビデンスレベルと言うことなので、仮に上述の治療方法の効果が同じと考えた場合、次に考えるべきは侵襲度です。
効果は有るが副作用が強い、もしくは施術を行うことで何かしらのデメリットがある場合、選択肢としては序列が下がります。
この中で副作用が強いのは薬物療法になり、鍼灸施術は低侵襲で副作用がほぼないことからも積極的に進められる施術方法として挙げられます。
ちなみに、マッサージ、ヨガ、心理療法などは低いエビデンスレベルで有効とのことです。
最近は無資格施術者(整体・カイロプラクティックなどを含む)によるマッサージで、骨折など重篤な怪我を負わされるというニュースが散見されます。
ご高齢のご家族への施術依頼を検討中で鍼灸かマッサージかで迷っている方には、鍼灸の方がエビデンスレベルが高いだけでなく、施術自体も安全ということをご承知おきいただければと思います。
なお現在、当鍼灸院より往診を行うのは、下記のような条件に該当する方のみとなります
・急性の腰痛(ぎっくり腰)などで歩行が困難
・歩行困難な高齢のご家族で治療院に通うのが難しい
・持ち運びが困難な楽器を演奏する音楽家のお悩み(フォーカルジストニアや腱鞘炎など)に対して。
2016
08May
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