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鍼灸でミュージシャンのお悩み解消(フォーカルジストニア・局所性ジストニア・腱鞘炎・管楽器演奏時の口周りの症状など)のお手伝いを行っている練馬区のコンチェルト鍼灸院 院長の松浦聡です。
本日のブログは、日本人とドイツ人のハーフで、ピアニストの「アリス・紗良・オット」さんが多発性硬化症を公表したニュースをシェアしたいと思います。
アリス・紗良・オットさんは、幼いころからコンクールで優勝して、世界各国の一流オーケストラとも共演を果たしたりと、世界的に活躍されているピアニストさんで、私も音源を聞いたことがありますが素晴らしい演奏でした!!
アリス・紗良・オットさんが発症された多発性硬化症は、特定疾患治療研究事業対象疾患にも入る難病で、現時点では治療法が確立していない稀な疾患になります。
多発性硬化症は少しずつ悪化していくタイプだけでなく、症状が軽減したり悪化したりを続ける再発緩解型など4タイプに分かれて、治療方法としてはステロイド投薬療法がメインになります。
この疾患に罹患すると様々な症状が現れますが、感覚神経症状として筋肉や関節に痛みを感じたり、運動神経症状として手足の筋肉を動かしづらくなったりと、ピアニストとして活動するうえでもかなりつらい症状になります。
痛みや上肢の動かしづらさもは当然ですが演奏するうえで足かせになりますし、深部の感覚障害など生じると、視覚情報ではなく肘の角度などの深部間隔でコントロールする跳躍(音域が離れた鍵盤から鍵盤への移動)などでも演奏上の問題が生じやすくなります。
しかし、現時点では根治療法はないかもしれませんが、医学の世界は日進月歩!!!
将来的に治療方法が確立するまで、ご自身に適した方法で症状を軽減しつつピアニストとして演奏を楽しめることをお祈りいたします♪
鍼灸師の私としては、鍼灸も一度試してもらえたらとは思います(*^^*)
2019
05Mar
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