本日もブログをご覧いただきありがとうございます♪
鍼灸施術で不妊症・不育症の体質改善のお手伝いを練馬区平和台で行っている、コンチェルト鍼灸院の松浦聡です
本日も不妊症関連のお話で、前回ご説明したアシステッドハッチングの続編です。
詳しくは下記リンクより前回のブログをご覧くださいませ♪
・体外受精におけるアシステッドハッチングについて
さて、今回ご紹介するのは海外の論文ですが、アシステッドハッチングを行ったグループと行わなかったグループでの妊娠成績の比較になります。
データ元はいつも通りFertil Sterilです。
Assisted hatching and live births in first-cycle frozen embryo transfers.
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/28863938
報告内容としては、2004年から2013年にかけて自己凍結胚移植の際にアシステッドハッチングを行った70,738人と、アシステッドハッチングを行わなかった80,795人での移植成功結果の比較になります。
そして、結果として、アシステッドハッチングを行ったグループの生産率が34.2%に対して、行わなかったグループでの生産率は35.4%と僅かですが高い結果となっております。
更に女性の年齢が38歳以上の高めの方では生産率が低下しているという結果で、私自身は驚きました!
ART(生殖補助医療)の現状として、年齢が高くなると透明帯が硬くなりハッチングしにくくなるため、アシステッドハッチングは行った方が良いというのが常識となっております。
今回の論文は海外の物で、日本の凍結技術は世界トップクラスでハッチングの技術も高い可能性もあり、日本での生殖補助医療でそのまま当てはめることは出来ないかもしれませんが、注意する必要があるかもしれませんね。
着床率を高める方法として、当鍼灸院では移植時に行う経皮的経穴通電刺激法(TEAS)をお勧めしております。
TEASに関するブログは、下記リンクよりご覧くださいませ♪
・不妊症の鍼灸施術【経皮的経穴通電刺激法(TEAS)】
・人工授精でのTEAS
・人工授精でのTEAS②
2018
03Apr
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