先日に引き続き不妊鍼灸で良く使われる腰のツボ「次髎(じりょう)」をご紹介いたします(*^_^*)
ツボの場所ですが、仙骨の8つの穴のうち上から二つ目の穴で写真に記載されている第二後仙骨孔が次髎です。
以前にご紹介した中髎(ちゅうりょう)より一つ上の穴ですが、このツボもやはりご自身で正確に場所を取るのは難しいですが、腰の所で出っ張った骨(上後腸骨棘)の内下方にあります。
仙骨の穴は八髎穴と言われており、自律神経の副交感神経(骨盤神経)や体性神経(陰部神経)へのアプローチを目的に使うことが多いです。
不妊症の方への具体的な効果としては、骨盤内臓器への血流促進により子宮内膜を厚くして着床しやすい環境を作るので、クロミッドを服用されている方には、薬の副作用で子宮内膜が薄くならないようにも使っています。
他にも、卵巣に働きかけて卵胞の成長を促すことや、生理痛などの不快な症状を軽減する働きが挙げられるので、卵胞の育ちが悪い方や、採卵に向けて卵胞の質を上げるためにも使っております(^人^)
当院では、自家製の棒灸カバーを使うことで、鍼刺激とお灸による温熱刺激を同時に与えることが可能です。
腰回りが冷えている方は腎陽(身体を温める能力)が低下している傾向にあります。お灸でしっかり温めることで冷え対策を図り、腎の生殖能力を賦活化して妊活に挑みましょう☆
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