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鍼灸でミュージシャンのお悩み解消(フォーカルジストニア・局所性ジストニア・腱鞘炎・管楽器演奏時の口周りの症状など)のお手伝いを行っている練馬区のコンチェルト鍼灸院 院長の松浦聡です。
本日は声の仕事(ボーカル・声楽・声優)をされている方の愁訴として、よくご相談をいただく顎関節症に関してお話ししたいと思います。
まずは顎関節症のご説明ですが、下記のような症状があると顎関節症の疑いがあると診断されます。
・口を開けたり閉じたりの動作で、顎関節や顎周りの筋肉に痛みが出る。
・大きく口を開ける顎関節の動きでゴキゴキ・パキパキなど音がする。
・口を開こうとしても開けない、もしくは可動域制限がある。
ボーカルや声優さんなど、発声を生業とする方からの施術依頼を受ける際に、発声障害でお悩みの方は高確率で顎関節症にも悩まされていらっしゃいます。
これは発声障害が原因なのか、声を仕事しているのが原因なのか、どちらとも言えませんが、どちらも顎関節症を発症するリスク因子となると考えられます。
これは、頻繁に大口を開けることや、顎周りの筋肉を使いすぎて筋肉が硬くなることから発症することも関係するのですが、発声障害に対する施術を行っていて、顎関節症の症状を軽減すると、発声障害の症状も軽減する傾向にあると実感しております。
当院は鍼灸院なので、当然鍼灸で施術を行うのですが、ご自宅でできるセルフケアをご紹介したいと思います。
・噛みしめた時に硬くなる頬の筋肉「頬筋(きょうきん)」を軽くマッサージする。
・顎関節にあるツボ「下関(げかん)」と、頬筋の押して痛いところにパイオネックスなど置き針を貼ったり、もしくはお灸する。
下関の場所は写真を参考に、耳の前方でもみあげ辺りで、顎を大きく開けた時に関節が動く所です。
*お灸には火傷リスクもございます。ブログを読んでお灸を行って火傷を負っても、当鍼灸院では責任はおえません。お灸を行う方はあくまで自己責任で行ってください。
お灸や鍼以外に、ご自宅でできるセルフケアとしては下記の内容などを提案します。
・噛み癖(片側でのみ咀嚼する癖)を左右均等にする。
・大口を開けたあくびや発声を避ける。
・硬い物を好んで食べる人は、硬い物を食べることを少し控える。
上記内容以外にも、患者さん自身の私生活などお聞きすることで提案できる内容もあります。
通院が可能な方は、まず一度ご来院いただければ、精度の高い施術とセルフケアをご提案できますので、まずは一度コンチェルト鍼灸院にご相談いただければ幸いです♪
ボーカルや声優の方で発声障害でお悩みの方は、下記リンク先のブログもご覧くださいませ♪
・ボーカルのフォーカルジストニア症例
・突発性難聴からファルセットで歌えなくなったボーカルの症例
・声優さんの痙攣性発声障害
2019
01Jun
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