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鍼灸でミュージシャンのお悩み(フォーカルジストニア・職業性ジストニア・腱鞘炎)や、野球やゴルフなどスポーツ選手のイップスなどを解決するお手伝いを、鍼灸施術で行っている練馬区のコンチェルト鍼灸院 院長の松浦聡です。
さて、ダーツのイップス関連ブログ最終回ということで、イップスでお悩みの方などで前回のブログにご興味ある方は下記リンクよりご覧くださいませ♪
・ダーツのイップス
前回ご紹介した、投げるモーションの途中で動きが止まってしまうタイプと、他のもう一つのタイプですが、もともとはしっかりコントロール出来ていたのに、ある時を境に大乱調をおこし、狙った所を全く狙えなくなるタイプがいます。
傍から見るとフォームには異常がなく、投げている本人も何も違和感は感じないのに狙ったところに行かなくなってしまいます。
一人の症例を具体的に挙げると、ダーツのトーナメントの前日に、トーナメント本番の会場で試し投げが出来るということで、万全を期すために練習していました。
そこで、お世話になっているダーツバーの店長さんとバッタリ会い、その店長が「1分間投げ放題カウントアップ」という新しい競技を考案して、レーティングを取るために協力を依頼されました。
そして、慣れない早投げを行ったためか、普段通りダーツを投げようとしても狙いが定まらなくなりました。
寝て起きたら治るのではないかと期待したのですが、翌日のトーナメント当日の結果は・・・惨憺たる結果(;_;)/~~~
ミュージシャンのフォーカルジストニアでお悩みの方も、ご自身の演奏がベストパフォーマンスでないためにバンドメンバーに迷惑がかかるとか、ファンの方に申し訳ないと負い目を感じる方が多いですが、この時は運悪くダブルスを組むことになってしまったダーツのパートナーに申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
トーナメントが終わって緊張から解放されたら回復するかと思ったら、それでも回復しませんでした。
ダーツの先端が金属のハードダーツも行っていたのですが、ハードダーツはボードにダーツが刺さらなくなりました。
ソフトダーツは刺さった瞬間にポイントが加算されますが、ハードダーツは3本のダーツを投げ終えて、ボードからダーツを抜き取ることで点数がカウントされるのですが、ボードに深く刺さっていないため投げてから数秒するとボードからダーツが落っこちてしまう状態でした。
金属の先端のチップをやすりで削って抜け落ちにくくしたり、早く投げて、ダッシュでボードに行きダーツを一秒でも早く抜こうとしましたが根本的な解決にはなりませんでした。
察しの良い方はお気づきかもしれませんが、この症例は・・・私自身のことです。
諦めきれずにもがいていた時に、中国にお引越しすることになり、ダーツをできる環境がなくなったのが逆に良かったのかもしれません。
3年ほど中国で生活して、帰国した時にはダーツへの未練もなくなっておりましたが、もしあのまま無理にダーツを続けていたら、企図振戦や書痙など発症してもおかしくなかったです。
当時はフォーカルジストニアやイップスという病名は頭に全く浮かびませんでしたが、今思えばイップスの一種だったと確信できます。
阪神タイガースの藤浪晋太郎投手もイップス説が出たりしておりますが、仮にイップスが原因であればこちらのタイプに分類されると考えます。
2019
10Apr
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