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嫁と子供が春休みの帰省中、テレビを見ていたら東洋医学関連の内容を放送していたのでご紹介したいと思います。
番組は、中国の三国志で有名な曹操孟徳が、群発頭痛で悩まされていたという内容でした。
群発頭痛(ぐんぱつずつう)を簡単に説明すると、片方の目の奥を「錐(キリで)刺されるような痛み」とか「えぐり取られるような痛み」など表現されることがあるほど激痛の頭痛になります。
20~40代の男性が発症しやすい疾患で、私自身も毎年春になると左目の奥に激痛が出て、涙が出て目を開けられない状態に陥ること何度かありました。
当時教わっていた師匠の指示通りに自分にお灸をしたのですが、不思議なくらいにすっきり治ったので驚いた経験があります!
曹操の群発頭痛に話を戻しますが、テレビで紹介していた内容で、曹操の主治医で鍼灸と漢方の名医「華佗(かだ)」の治療方法が取り上げられておりました。
鍼灸で右肋骨の際当たりのツボに鍼をしていたことを紹介してましたが、おそらく肝臓の経絡上にあるツボの「期門(きもん)」に鍼をしていたと思われます。
ちなみに、三国志の時代に使っていた鍼は、現代の鍼と違いかなり太くなり、肋骨の奥には肺もあるので気胸リスクなども高いです!!
当鍼灸院で専門的にみているミュージシャンのフォーカルジストニアを発症しやすいタイプは、群発頭痛を発症しやすいタイプと同じく「肝鬱(かんうつ)」や「気滞(きたい)」のタイプが多いので、ツボの期門も使います。
このような症状に対して、私が好んで使うツボには足の親指と人差し指(正確には第一趾と第二趾)の間で、中足骨どうしがくっつく所にある太衝(たいしょう)というツボをよく使います。
頭痛が起こっているからと言って痛いところに鍼をすると、鍼を刺した場所に血液が集まりすぎて逆効果になることもありますが、太衝は足の末端の方に気を引っ張ってくれるので使い勝手がとても良いツボになります。
ストレスからの末端冷え性などにも使いますし、ストレスの多い現代人には必須のツボといっても過言ではありません!!
詳しいツボの説明とツボの取り方は、下記リンクより過去のブログをご覧くださいませ♪
・鍼灸のツボ(太衝)
最後に小ネタを一つ!
中国には「説曹操、曹操到」という曹操に関する諺があります。
日本語で言うと「噂をすれば影」になりますが、曹操の噂をすると曹操が現れると言われるほど恐れられていたのですね!
群発頭痛やフォーカルジストニアでお悩みの方、ぜひ一度コンチェルト鍼灸院にご相談くださいませ(#^^#)
2019
13Apr
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