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練馬区の平和台(有楽町線・副都心線)にてボーカルの諸症状(歌唱時に声がひっくり返る外転型のフォーカルジストニアや痙攣性発声障害・梅核気=ヒステリー球による喉の詰まりなど)への鍼灸を専門的に行っているコンチェルト針灸院の松浦聡です(*^^*)
最近ボーカル関連の話題が多い気がしますが、本日は平成の歌姫「安室奈美恵さん」の引退関連のニュースについてお話をしたいと思います。
そんなブログを書いているその時に、ジャニーズの稼ぎ頭「嵐」も活動休止を宣言するなど、ここ最近の音楽業界の動きは影響が凄そうですね(-_-;)
さて、安室奈美恵さんの引退理由ですが、2011年の11月に声帯炎から横浜アリーナでのコンサートを中断したことがあり、「7年前に声帯を壊したこともあって、いい状態の安室奈美恵をファンの皆さんに覚えておいてほしかった」とのコメントが印象的でした。
声帯を壊したという報告から、複数の方から「安室さんも機能性発声障害だったのでは?」というご質問を頂きましたので、少しだけ調べてみました。
個人的な見解ですが、安室さんがコンサートを中断したタイミングの前後の活動として、2011年11月のライブ中断から、翌月12月に振り替え公演を行っていて、2012年6月にはニューアルバムをリリースしているので、機能性発声障害(ボーカルのフォーカルジストニア)の可能性は低いかと思います。
プロ意識が非常に高い方という印象なので、ご自身のおっしゃる通り「いい状態の安室奈美恵をファンの皆さんに覚えておいてほしかった」というのが本当の理由として腑に落ちます。
蛇足ですが、調べていくうえで、「お酒の飲み過ぎで自己管理が出来ていない」とか「プロ意識が欠けている」とか批判的なコメントもみましたが、プロのレベルの歌唱で1日に2時間歌い続けて、毎週のようにコンサートを行う負担を体験した方からは、このような発言はまず聞こえてこないと思います。
昔と比べてハイトーンボイスが流行し続けている現代音楽では、歌詞や歌声に魅力があってプロデビューしてからも、プロデューサーの意向などで無理やりにハイトーンで歌わざるをえないボーカルさんも多くいると思います。
機能性発声障害は、無理な発声方法だけでなく、筋肉の疲労から普段通りの歌い方が出来なくなったり、精神的なプレッシャーから発症する方もいらっしゃいます。
効率的な発声方法で歌ったうえで、身体のメンテナンスをしっかり行うことで予防できる発声障害もあるので、歌や声を仕事で使うかたは是非スポーツ選手並みに、鍼灸でメンテナンスにも気を配ってくださいませ(*^^*)
ミュージシャンの症例は、ホームページにてご紹介しておりますので、ボーカルに限らず楽器演奏上のお悩みなど有る方は、同じような症例が掲載されている可能性があるので是非下記リンクより当院ホームページをご覧くださいませ♪
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2019
28Jan
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