練馬区早宮のコンチェルトはりきゅう院です。
有楽町線の平和台や氷川台から徒歩でお越しいただけます<m(__)m>
先日の聞診に続きまして、四診シリーズ第三弾として聞診の説明をさせて頂きます。
問診は西洋医学と同じく、疾病の発生したきっかけや病気の経過などを患者さんに質問することですが、西洋医学ではまったく聞かないような内容も東洋医学では患者さんに尋ねさせていただきます。質問内容の例を挙げると、寒熱・飲食・二便・睡眠・ストレス・汗などが挙げられます。(病気によっては西洋医学でも確認します!)
個人的な考察としては、西洋医学は検査数値などから問題のある臓器や原因を特定して、ほかの病名を消していく引き算の考え方で、東洋医学は現在の病気の原因を遡って調べることで、体のどの臓器が不調をきたしたために他の関連する臓器にも影響を及ぼしたと足し算で考えていきます。
例を挙げると、西洋医学の不妊症の検査では、男性の精子に問題(数・運動率・奇形率など)はないか、女性側では排卵されているか、卵管の癒着などは無く通っているか、子宮内膜は十分な厚みが有るか、体温は二層性になって高温期を維持できているかなどを調べていき、男性(精子)には問題がない→排卵している→卵管は通っている・・・といった具合に消去法で進めていきます。
それに対して東洋医学では、体にオ血(汚れた血)が溜まっているために不妊症になっているとしたら、オ血を作り出している原因として、冷えがオ血を生んでいるのか、気の巡りが悪いからなのか、気が足りないからなのかといった原因を探ります。原因を見つけたら、今度はその原因を生み出している原因を探していきます。例としては、ストレスが強くて体の気が巡りにくくなっている→気が体の末端まで巡らないので手足の末端が冷える→末端が冷えることで血の流れがさらに悪くなりオ血を増やしている。といった具合で、この例でいうと肝鬱から冷えを生み冷えがオ血を更に作ったという足し算になります・・・分かりにくい説明で申し訳ないです(*´ω`)
ちなみに、一般的に不妊症へのアプローチで重要視されるのは血液や精(生殖器)に関係する肝・脾・腎です。
不妊症の方はストレスが強い方や冷え性の方が多いので、普段からストレス発散や冷え対策を行うことをお勧めしております。
当院での施術方法は、ハーブ足湯や特殊なお灸で痛みや火傷を負わせずに全身を温めております。体質に合わせたハーブティーも施術後にお出しして体質改善に活用しております。
ストイックな施術から痛みのない施術までご提案しておりますので、ご夫婦で来院される方には、旦那さんには厳しく奥様には優しい施術といった具合でお望みの方法で対応いたします<m(__)m>
2014
24Nov
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