本日もブログをご覧いただきありがとうございます。
練馬区の平和台(有楽町線・副都心線)にて不妊症の体質改善と音楽家の諸症状への鍼灸を専門的に行っているコンチェルト針灸院の松浦聡です(*^^*)
本日のブログは「ボーカル・声楽家・声優の梅核気」シリーズのファイナルとして、梅核気(ヒステリー球)の予防方法や発症後の改善方法について書かせて頂きます。
ちなみに、興味ある方は、下記リンクよりこれまでの梅核気シリーズブログをご覧いただけます。
・ボーカル・声楽家・声優の水分摂取方法
・ボーカル・声楽家・声優の梅核気について
・ボーカル・声楽家・声優の梅核気について「痰湿編」
ではさっそく、梅核気は身体に滞った水分と、気の巡りの悪さが原因と説明してきました。
気の巡りを良くする方法は、軽い運動や、趣味などでのストレス解消が挙げられます。
運動して身体を動かすと気の巡りも良くなるのですが、運動が嫌いな方が梅核気を治すために仕方なくストイックに運動しようとすると、逆効果になることもあります。
気の巡りを改善するための運動はウォーキング程度で構いませんし、更に言うなら運動に固執する必要もありません。
柑橘系は気の巡りを改善する効果があるので、お風呂にミカンの皮を浮かべたり、気の巡りを調整している「肝」の機能を補うために酸味のある食べ物を食べるのも試す価値があります。
何事もやり過ぎは駄目ですが、痰湿を発生させやすいビールなどお酒や、気が上に昇ってしまう陽亢を悪化させる辛い食べ物なども、一律に全て禁止するよりは、軽く取り入れることでストレス解消して、梅核気症状の軽減につながるケースもあります。
ご自身の梅核気の原因として、余分な水分が溜まった痰湿の可能性が高そうだと感じたら、痰湿を体から出して体に余分な水分を貯めない取り組みが必要になります。
過去のブログでも書きましたが、水分摂取はこまめに少しずつ喉を潤すように摂り、取り入れた水分が滞らないように水分代謝をあげるために発汗することも必要になります。
運動が苦手な方が過剰に水分をとって、発汗しないような生活を過ごしていたら、体に余分な水分が溜まるのは想像しやすいと思います。
漢方薬では半夏厚朴湯などが第一処方として挙げられますが、副作用が出る方や数週間ほど飲み続けても良い変化が現れない方は、薬自体が身体の状態にあっていない可能性もあります。
それでも漢方薬でのアプローチを続けたい方は「梅核気には半夏厚朴湯」と決めつけず、ご自身の体調や体質をしっかりと確認して処方箋を調節してもらえる漢方薬局に相談しましょう!
体に良いと思われる苦手なことも、ちょっと体に悪そうな好きなこともやり過ぎは禁物ということで、自分に合った方法のご提案や、自分の体調に合わせた自宅でのお灸のツボを知りたい方は、是非一度コンチェルト鍼灸院にご来院くださいませ♪
2018
30Oct
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