本日もブログをご覧頂き有難うございます。
練馬区でミュージシャンのお悩み解決のお手伝いを鍼灸施術で行っているコンチェルト鍼灸院の松浦聡です☆
本日の症例は、トランペット奏者のフォーカルジストニア(アンブシュアの問題)です。
長いこと音楽家の鍼灸を行っておりますが、実は・・・なぜか・・・トランペット奏者を診させていただくの初めてでした( ゚Д゚)
マニアックな楽器を演奏する方からもご相談頂くこともあるのに、これほどメジャーな楽器で依頼がないのも珍しく、ご予約いただいてから来院頂くまで楽しみにしておりました。
ご来院頂き、患者さんから発症した際の状況などお話を伺うと。
症状が出たのは2年ほどまえで、その際に教わっていた先生にアンブシュアから改善しようと指導を受けて、アンブシュアを変えていって少しずつ吹けなくなってしまったそうです。
今年の4月から都内の大学病院を受診して、セルシン(抗不安薬、抗けいれん薬、筋緊張の緩和)を処方。
最初は1錠から服用し始めて、少しだけ効いていたが徐々に効かなくなり、2錠に増やしたが効果がなく、藁にすがる気持ちでご相談頂きました。
ということで患者さんの症状は動画でご確認ください。
前半は初診施術前の演奏で、後半は鍼灸施術2診目の演奏になります♪
当院を受診する前日に、アレクサンダーテクニークでの施術を受けたそうですが全く変化がなかったそうですが、私自身の考えとしては、ミュージシャンの方がアレクサンダーテクニークや4スタンス理論を取り入れて練習するのは否定的ではございません。
しかし、フォーカルジストニアを発症してからの治療と言う点では、鍼灸は低リスクかつ高確率で効果的と考えております。
アレクサンダーテクニークでも4スタンス理論でも、ご自身のフィーリングに合う方法や、体験してみて良い変化を感じられることは取り入れてみて良いかと思います。
ということで、フォーカルジストニアの治療方法の第一選択が鍼灸とミュージシャンの一般常識として周知されるよう、今後も頑張ります(=゚ω゚)ノ
2017
19Dec
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