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鍼灸で音楽家のお悩み解消(フォーカルジストニア・局所性ジストニア・腱鞘炎・筋肉の震えや強張る症状・管楽器演奏時の鼻抜けなど)のお手伝いを行っている練馬区のコンチェルト鍼灸院 院長の松浦聡です。
さ~、期待せずに待っててくださいとお伝えした前回のブログの続きになります。
前回のブログを読んでいない方は、下記よりリンク先をご覧くださいませ♪
・ミュージシャンの身体作り
まずは前回のブログで書いた、筋肉が付きにくい人や筋肉が付きにくい人の体質の分類について。
当然、筋肉が発達し肥大化した腕の方が、小さな関節運動(筋肉の働き)でも大きな音を出しやすくなります。
しかし、筋肉はそれほど努力しなくとも発達する人もいれば、なかなか発達しない人もいるわけで、体質的に筋肉がつきにくいのに、大きな音を出したいからと筋トレに励むのは効率が悪いですよね。
マニアックな内容になりますが、太りやすい体質や筋肉が付きやすい体質など、この体質の分類方法には胚葉学という発生学の考え方があります。
聞き慣れない言葉だと思いますので「胚葉(はいよう)」について簡単に説明します。
胚葉とは、精子と卵子が受精した受精卵は分割を繰り返して成長していくのですが、発達の途中でそれぞれの細胞器官に育つ場所が3胚葉(外胚葉・中胚葉・内胚葉)に分かれます。
そして、この3胚葉(外胚葉・中胚葉・内胚葉)のどれが発達しやすいかで、先天的な体質があるていど決まっているという考えです。
続いて、この3胚葉それぞれが発達しているタイプの特徴・体質をざっくりと分けると下記のようになります。
外胚葉タイプは、髪の毛・脳・神経が発達しやすいタイプで、食べても太らないがりがりタイプ。
中胚葉タイプは、筋肉や骨格が発達しやすいタイプで、筋肉が付きやすくガッチリしたタイプ、。
内胚葉タイプは、消化器や肝臓・膵臓・肺などが発達しやすいタイプで、減量しても痩せない太っちょタイプ
中胚葉タイプの方は筋肉・骨格が発達しやすいので、太い筋肉を活用して大音量を鳴らすのは適しているかと思います。
しかし、外胚葉タイプの痩せ型の方は、大音量を鳴らそうと無理に筋肉をつけるよりも、体の動かし方を工夫して、音量を上げる努力をした方が結果が出やすいかもしれません。
この胚葉学は、必ずどれか一つが発達していると考えるのではなく、二つの胚葉タイプのミックスなどもあります。
たとえば、外胚葉タイプだけど中胚葉も発達しているから細マッチョなどもあります。
あくまでも傾向として考えてみてくださいね(#^.^#)
さて、今日のブログも長くなってしまったので、次回のブログでは筋骨格をメインに運動生理学などのお話しをして、ドラマーの身体作りシリーズを纏めたいと思います。
本当にまとまるかは・・・自信ありません(*´ω`*)
2017
22Sep
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