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鍼灸で音楽家のお悩み解消(フォーカルジストニア・局所性ジストニア・腱鞘炎・筋肉の震え・鼻から空気が漏れるなど)のお手伝いを行っている練馬区のコンチェルト鍼灸院 院長の松浦聡です。
本日の症例は、ミュージシャンの局所性ジストニアで、久しぶりにドラマーの左手のフォーカルジストニアです。
症例の患者さんはプロを目指して練習していた9年前に局所性ジストニアを発症し、プロになる道を諦めたアマチュアのドラマーさんです。
発症当時は左手を右手のクオリティーに近づけようと、左手の練習をひたすら行ったり、食事のお箸も左手で使うなどストイックな生活を行っていたそうです。
当鍼灸院を受診いただいた当時は、小さい棒状の物(綿棒や爪楊枝など)を持つときにも手関節が背屈(手首が甲側に反る)して、小指・薬指が屈曲してしまう症状が現れていました。
最初はスティックを持つだけでも症状が強く表れておりましたが、数回の施術を行うことで症状が軽減し、数曲程度ならドラムを叩けるように回復しました。
しかし、鍼灸を始めてから3か月ほどたったころに、仲間との飲み会で嘔吐しそうな状態に陥りつつも耐えていたら、手が痙攣したように震えだし・・・結局は嘔吐。
そして、翌日目が覚めたら・・・鍼灸施術前の状態に戻ってしまったそうですorz
そんなわけで、振出しに戻って3か月ほど改めて鍼灸施術を行わせて頂き、やっと回復してきたので動画をアップさせて頂きました。
動画の15秒あたりからテンポをアップして叩いていただきましたが、左手前腕を回外しているのが分かりやすいかと思います。(左手でパッドを叩いた後で、掌を上に向けるように手首をねじるような動作)
後半の施術後の動画ですが、施術前のテンポをあげてからの演奏と変わらないスピードでもそれほど違和感は出ず演奏できております。そして1:15からダブルストロークで叩いていただきましたが、以前は叩けなくなっていたダブルストロークも叩けるようになりました。
遠方から真面目に通ってくださっている方なので、一日も早く当鍼灸院を卒業できるよう全力で応援します。
もう飲み会で無茶な飲み方はしないでくださいね~(=゚ω゚)ノ
2017
07May
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