本日もブログをご覧いただきありがとうございます。
練馬区の氷川台(有楽町線・副都心線)の近くで不妊症の体質改善・逆子のお灸・産後の骨盤矯正などを専門的に行っているコンチェルト鍼灸院の松浦聡です(*^^*)
本日は、当鍼灸院を受診いただいている患者さんの症例をブログで紹介いたします♪
症例の方は、タイトルの通り人工授精(AIH)8回目でご懐妊されました(*^^*)
一般的には、人工授精は6回以上行っても妊娠率は変わらないので、6回行って陽性が出ないのであればステップアップして体外受精をスタートするのがセオリーです。
しかし、今回紹介する患者さんのケースでは、AIHを6回行って陽性反応は出ませんでしたが、3月に初診予約を取れたクリニックに転院してから体外受精をスタートする予定だったので、転院まで人工授精を続けることにしました。
鍼灸をスタートしたのは人工授精4回目からでしたが、ホルモン値や卵胞の刺激方法など改善の余地が多数ある状態でした。
初診当時はTSH(甲状腺刺激ホルモン)が妊活するうえでの基準値よりも高く、FSH(卵巣刺激ホルモン)とLH(黄体形成ホルモン)の値が逆転しており、一度の生理周期に多数の卵子が育つ多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)気味でもありました。
ということで、改善できる点については私の方から提案して、患者さんからクリニックに依頼いただきました。
そして、TSHを薬で抑えて、排卵誘発剤を変更していただいた上で、妊娠率を高める為にAIHに合わせて、電気の鍼(TEAS)を行うこと3回目で妊娠できました。
上記の経緯より、「鍼灸で体質を改善したから妊娠できた」だとか「AIHに合わせて電気の鍼(TEAS)を行ったから着床した」とは言い切れません。
今回お伝えしたいのは、「まずは出来ることをしっかり行い、それでも妊娠できないのならステップアップを考えよう」ということです。
当然、40歳を超えてから結婚した方や、血液検査でAMHが年齢の割に低い方が、最初から妊娠しやすい人工授精や体外受精を考えるのは間違いではないと思います。
しかし、経済的な問題でステップアップできない方や出来ればタイミング法で妊娠したい方であれば、排卵日に合わせて一度だけタイミングを取るのではなく、排卵前に1日おきに複数回タイミングを取ったり、病院を受診して卵胞チェックしたり排卵誘発剤を使うことなども挙げられます。
まずは極力お金をかけずにできることを積極的に取り入れましょう!!!
当院を受診いただいている患者さんでも、ステップダウンして妊娠する方を多数診ております。
今現在行っている妊活方法に改善の余地がないか客観的に診てほしい方、妊娠率を上げる取り組みを積極的に取り入れたい方、遠慮なくご相談下さいませ(*^^*)
電気の鍼(TEAS)に関しては、過去のブログをご覧くださいませ☆
・不妊症の鍼灸施術【経皮的経穴通電刺激法(TEAS)】
・人工授精でのTEAS
・人工授精でのTEAS②
2017
19Feb
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