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練馬春日町(都営大江戸線)の近くで不妊症の体質改善・逆子のお灸・産後の骨盤矯正などを専門的に行っているコンチェルト鍼灸院の松浦聡です(*^^*)
本日は、年齢別の胚盤胞染色体正常率をご紹介したいと思います。
このデータは、アメリカのニュージャージー州からのART(高度生殖医療)治療による着床前スクリーニングにより調査した報告を抜粋していますが、データ元はこちらです↓
(Franasiak JM et al. Fertil Steril. 2014 Mar;101(3):656-663.e1.から改変)
26歳・・・約75%
29歳・・・約80%
35歳・・・約65%
38歳・・・約50%
40歳・・・約40%
42歳・・・約25%
44歳・・・約10%
上記の数値は異常率ではなく正常率ですからね!!!
26歳よりも29歳の方が成績が若干良いのは誤差程度ですが、御覧のとおり35歳を過ぎる頃からは染色体正常である胚盤胞の割合は加速度的に低下し、40歳前後頃からは50%を切ることが分かります。
この数値は胚盤胞での染色体正常率なので、分割途中の初期胚で考えれば更に正常な卵の確率は低くなると思います。
当鍼灸院の患者様でも40代半ばで妊娠しご卒業された方もいらっしゃいますが、このようにして数値化して見るとなかなか厳しい条件の下で皆様頑張って卒業していったのだな~と感慨深いです(ノД`)・゜・。
胚盤胞でも初期胚でもグレードが良い方が、確率的には着床率も妊娠継続率も高いですが、グレードが低くても染色体異常がない卵の方が妊娠継続し出産に至る可能性は高いので、採卵数が少な目の方は特にグレードだけで判断せず諦めないことをお勧めいたします(*^^*)
2016
01Sep
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