本日もブログをご一読くださり有難うございます。
練馬区氷川台(有楽町線・副都心線)で不妊症・不育症の体質改善や産後の骨盤矯正などを専門的に行わせて頂いているコンチェルト鍼灸院の松浦聡です。
前回に引き続き、漢方薬の周期法についてお話しさせて頂きます。
前回のブログに記載した通り、周期法では4つの生理周期に合わせてそれぞれに異なる漢方薬を処方します。
・周期法について | 練馬区氷川台(有楽町線・副都心線)のコンチェルト鍼灸院
素人目には何となく効果的な気もしますし、これまでに様々な方法で妊活に取り組んで効果がなかった方が新しい手法を試したくなる気持ちは痛いほどわかります。
しかし、漢方薬の考え方との矛盾も垣間見えるので、私は周期法に対して懐疑的です。
理由その➀:漢方薬の中には即効性がある薬剤もありますが、周期法で処方される薬剤は長期的に服用して体質を改善していく薬剤が多くみられます。
理由その➁:体内に滞った血液(瘀血)を排出する薬や、高温期を維持するために体を温める生薬と言う考えはまだ理解できますが、排卵を促す薬の効果や必要性は特に懐疑的です。生理周期が一定な方なら飲み始めるタイミングはわかるかもしれませんが、排卵の前後の周期である卵胞期と高温期には薬剤が影響すると思われます。
理由その➂:当鍼灸院の患者さんで周期法を試して良い結果が訪れた方はあまり見かけません。
治療効果が明らかに良ければ勧めるのですが、一剤でも経済的負担がかかる漢方薬を4剤も処方されるのは一般的な家庭ではしんどいと思います。
本日も長くなってしまったので、次回のブログにて私の漢方薬に対する考え方などご紹介したいと思います(@^^)/~~~
2016
13Mar
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