練馬区氷川台のコンチェルト鍼灸院 院長の松浦聡です。
本日もブログをご覧いただき有難うございます。
鍼灸の学校関係の仕事を週一で行っているのですが、そちらの学校で漢方薬の飲み比べを行ったのでブログでも取り上げたいと思います。
今日取り上げる漢方薬は「黄連解毒湯」です。
不妊症の患者さんに処方される機会は少ない薬ですが、こちらを取り上げた理由はというと・・・飲み比べた薬の中で一番・・・不味かったから(ノД`)・゜・。
さて気を取り直して、この黄連解毒湯は下記の生薬で構成されております。
・黄連(キンポウゲ科の根茎)
・黄芩(シソ科の根)
・黄柏(ミカン科の樹皮)
・山梔子(アカネ科の果実=クチナシの実)
これらの生薬はそれぞれ清熱の作用があるので、身体に熱がこもったタイプの方に使われる漢方薬になります。
熱がこもるとどのような症状が現れるかと言うと、寝付けなくなる不眠症・頭痛・耳鳴り・皮膚炎・痒み・口内炎・コロコロと乾燥した便秘・喉が渇く・小便の色が黄色から赤になるなどが現れ、鍼灸の診察では脈が早く力強くなる・舌が赤くなるなどが挙げられます。
比較的体力がある方に処方される漢方薬で、イライラしやすかったり更年期障害の患者さんに処方されます。
私の口には合いませんでしたが体質にあう漢方薬は不味くないらしいので、上記の症状が当てはまる方は是非お試しください(*^^*)
2015
08Oct
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