本日もコンチェルト鍼灸院のブログをご覧いただきありがとうございます(*^^*)
9月4日(金)の北國新聞朝刊で、「癌の化学療法に伴う末梢神経障害に対する鍼灸治療有効性の評価」の研究成果が紹介されたのでシェアしたいと思います。
通常の鍼治療では筋肉の中に鍼を入れますが、新聞で紹介されている「接触鍼」とは、身体に刺さず皮膚表面に触れさせるだけの非常に弱い鍼刺激なので、癌の患者さんや歩行が困難で出張鍼灸(訪問鍼灸)を受けて頂いている虚弱な方や、鍼が初めてで刺されるのが怖い方、患者さんの症状的に点ではなく面(全体的)に鍼刺激を与えたいときにも当鍼灸院では使っております。
接触鍼にもいろいろと種類があり、当鍼灸院で使っている物を紹介すると、ギザギザのローラー型の物やプラスチックの座薬型(?)の物を使っております。
抹消神経障害の場合、手足の痺れのような感覚神経の障害や、筋肉の働きが悪くなる運動神経の障害などが挙げられますが、神経の症状が出ている場所だけにアプローチするのではなく、神経の流れを邪魔している場所の治療を併せて行うことが必要になります。
手の痺れであれば手首や首肩の状態を確認し、足の痺れであれば腰や臀部の状態を確認して原因を特定し、神経伝達を正常化することで症状が軽減した患者さんは多数診てきております。
ちなみに、抗癌剤の副作用による痺れなどでは当針灸院では東洋医学の考えをベースに施術方針を組み立てます。
抗癌剤の副作用では、末しょう神経障害や悪心嘔吐・味覚障害・耳鳴り・食欲不振など様々な症状が現れますが、五臓六腑のバランスを整えたり症状に対する特効穴に刺激を加えることで症状の軽減をはかります。
「年だからしょうがない」「病院で治らないと言われた」「難病だからどうしようもない」などと諦めず、病気自体を治せなくとも症状を軽減することで少しでも快適な生活が送れるように全力でサポートいたします。
まずはお悩みの症状などご相談下さい(*^^*)
高齢者ケアに関する過去のブログもございますのでご興味のある方は併せてご覧ください
・患者さんのインタビュー(訪問鍼灸)
・抗がん剤の副作用に対する鍼灸施術(症例報告)
・転倒予防の鍼灸(東洋医学的アプローチ)
2015
12Sep
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