本日もブログをご覧いただきありがとうございます。
練馬区練馬春日町(大江戸線)のコンチェルト鍼灸院です(*^^*)
本日ご紹介するのは「曲池」というツボで、体の中にこもった熱を捌いて清熱するツボになります。
身体に熱がこもることで現れる所見としては、脈が速くなったり舌の色が赤く、舌の苔の色が黄色~黒になっていきます。
現れる症状は下記のような症状になります。
・目が充血する
・便秘(便が乾燥してコロコロしている)
・暑がり
・汗っかき
・口が乾いて、冷たいものを口にしたがる
・肌に発疹や吹き出物などが出やすい
・食べても食べても太らない痩せの大食いタイプ
・痩せていて活動的なタイプ
上記のような症状は、全身的に熱がこもった実熱タイプの方に現れやすい症状で、このタイプの方には曲池は第一選択となります。
それでは、曲池のツボの取り方を動画で解説しておりますので、お時間がある方は是非ご覧ください(*^^*)
時間のない方向けにツボの場所を文章で説明すると、「肘を深く曲げたときにできる肘の外側の皺の先端」になります。
不妊鍼灸(不妊症の体質改善)の患者さんでは、実熱の方は少ないです。
しかし、身体の血や精といった陰陽の「陰」に属する成分が不足することで相対的に「陽」が亢進し、身体に熱がこもる虚熱という状態なることで、熱の症状が強く出たときにも使います。
虚熱の症状としては、下記のような症状が挙げられます。
・顔が火照るが足は冷える(上熱下寒=じょうねつげかん、と呼ばれる状態)
・手足は熱くなるがお腹や膝周りは冷える
・部分的に汗をかく
・足がよくつれる(こむら返り)
・貧血をおこす
・生理の周期が長い(30日以上)
・生理痛は生理が始まってから痛みだす
・初潮が遅い
虚熱の場合は熱を抑える施術と併せて、身体を滋養して落ち着かせる陰分を補うことが重要になるので、過去にご紹介したツボの三陰交や関元、太溪などのツボがお勧めです(@^^)/~~~
・不妊鍼灸のツボ(三陰交)
・不妊鍼灸のツボの取り方(関元)
・不妊鍼灸のツボ(太溪)
2015
31Aug
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