本日は不妊鍼灸(不妊症・不育症の体質改善)のツボを一つご紹介したいと思います。
本日ご紹介させていただくのは「足三里」というツボで、鍼灸のツボでもっとも有名と言っても過言でないくらいに有名で汎用性の高いツボです。
足三里ですが、五臓六腑の経絡の「胃」の経絡に属するツボで、健脚のツボでもあります。
松尾芭蕉も奥の細道に「三里に灸すうるより、松島の月まづ心にかかりて・・・」このように書いております。
当院ではどのような患者様にこのツボを用いるかというと、東洋医学で考える気・血・水の気が不足した「気虚タイプ」の患者さんには高確率で使います。
気虚タイプの患者さんに現れる症状ですが、消化不良・体力低下・風邪をひきやすい・冷え症・不妊症・不育症・軟便・下痢
・便秘・疲れると肩こり腰痛などの症状が悪化する・卵胞の質が良くない(胚盤胞のグレードが低い)などがあげられます。
ツボの取り方は、「膝のお皿の下端より3寸下で脛骨(すねの骨)の外側のへこんだところ」となります。
正確にとりたい方は動画を併せてご覧ください(=^・^=)
足の三里が位置する筋肉は前脛骨筋という筋肉で、足関節(足首)を背屈させる筋肉なのですが、ハイヒールを履く方や日常生活であまり歩かないかたは血行不良になり筋肉が硬く筋張ったようになってしまいます。
スニーカーなどの歩きやすい靴でウォーキングして夜は湯船につかりしっかりと足の血行を良くし、夜寝る前に足のお灸などしてエアコンによる足の冷え対策を行いましょう♪
2015
01Jul
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