本日は口腔ケアシリーズ第三弾として、ご高齢者の口腔ケアに関してお話しいたします。
不妊症でお悩みの方にとってはだいぶ先のお話になりますが、ご高齢になってからの口腔ケアは命に係わるので非常に重要です!
というのも、食物を飲み込むときに食道ではなく気管の方に流れ込んでしまう「誤嚥」により、誤嚥性肺炎という死亡率の高い病気を発症するリスクが高まるからで、オーラルケアは誤嚥性肺炎の予防につながるからです。
誤嚥性肺炎を予防するにはいろんな方法がありますので、それぞれご紹介いたします。
1:歯磨き
まずは歯磨きをしっかりと行い、食物残渣が口腔内に残って口腔内の細菌が増えないよう衛生状態を保持します。
2:唾液腺マッサージ
高齢になると唾液が出にくくなるので乾燥しがちになり細菌が繁殖しやすい環境になります。食事の前に唾液腺マッサージを行うことで唾液の分泌を促し、嚥下しやすくなるとともに、口腔内の乾燥を防ぎ細菌の繁殖を抑えましょう。
だ液腺マッサージ
3:口周りの筋肉のトレーニング
食べ物を上手にのどの奥まで運ぶ一連の動作にかかわる筋肉を鍛えるため、パタカラ体操という運動を行うことをお勧めします。
パタカラ体操
4:誤嚥性肺炎を予防する鍼灸を受ける☆
鍼灸の内容ですが、誤嚥性肺炎を予防する鍼灸施術は大学などでも研究されており、一定の評価を得ております。
特定のツボに鍼を刺すことで、嚥下反射を著名に改善するというデータが出ております。
誤嚥性肺炎を発症して体力が低下して寝たきりになってしまった方も診てきました。
そうなると大変になるのは介護にあたるご家族です。
ご家族全員の幸せを考えたときに、早めにケアすることで幸せな生活を維持できると考えております。
当院では歩行が困難な患者様のためにご自宅や老人ホームなどにも訪問鍼灸(出張鍼灸)を行っております。
練馬区以外でも近隣の市区町村(板橋区、杉並区、中野区、和光市、西東京市)なら往診いたしますので、まずはご相談ください
2015
31May
この記事へのトラックバックはありません。