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練馬区早宮のコンチェルトはりきゅう院、院長の松浦聡です(‐^▽^‐)
東洋医学と西洋医学を併用して、身体のお悩みを解決するお手伝いをさせて頂きます。
当院には電子ピアノを備えておりますので、書痙だけでなくピアニストの方のジストニアなども、症状を細かくチェックして施術を行うことが可能です。
他の楽器で持ち運びが可能でしたらご持参いただけると施術効果も上げやすくなります。
有楽町線の平和台や氷川台から徒歩でお越しいただけますので、お悩みの症状など御座いましたらご相談ください<m(__)m>
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本日は書痙の鍼灸施術についてお話させて頂きます。
書痙とは、字を書こうとすると痛みを感じたり、自分の意思と関係なく無理な力が入ってしまい、手が震えてしまったり字が書けなくなってしまうという症状です。
統計的には10~40代の男性が発症しやすいとされておりますが、高齢の方からもご相談を頂くことが多く、書痙を発症する患者様の傾向としては性格的に真面目で、仕事のストレスが強い職業に多く診られます。
医学的にはフォーカルジストニア(局所性ジストニア)と呼び、症状としてはピアニストやギタリストのジストニアと同じような不随意動作が、字を書くときに現れます。
音楽家のジストニアとの違いとしては、音楽家のジストニアが練習時間や頻度と比例して現れるのに対して、書痙は字を書く頻度や時間に関係なく発症する点が挙げられ、この点からも書痙の方が音楽家のジストニアと比べてメンタル的な要素が強いと当院では考えております。
西洋医学的な治療方法としては、MAB療法(Motor Afferent Block=特殊なアルコールや麻酔を筋肉に注射して、特定の筋肉の動きを抑える)や、ボツリヌス療法(無毒化したボツリヌス菌を筋肉に注射し、特定の筋肉の動きを抑える)といった注射や、定位脳手術などが挙げられます。
どの治療方法も副作用や治療に伴う後遺症のリスクなどが有るので、これらの治療方法を選択する前に副作用の少ない鍼灸施術を一度ご検討いただくことをお勧めいたします。
副作用の少ない精神的な治療方法としては、森田療法といって「不安や葛藤を異常なものとは考えず、あるがままに受け入れるように考える」といった心理的メカニズムからの治療方法もあります。
ジストニアの初期の段階でしたらメンタルからの治療だけでも回復される方もいらっしゃいますが、症状が進行すると拮抗筋の過緊張などが生じてしまうので、メンタルのみの治療ではなく筋緊張を緩めるような治療を併用した方が回復は早くなります。
当院での施術方法としては、ストレスや筋肉に病気と関係の深い『肝』と、メンタルの病気と関係の深い『心』の臓腑を調節する施術と併せて、過緊張を起こしている筋肉の緊張を緩めて、頭皮への電気鍼を行っていきます。
(肝と心の問題が多く診られますが、患者様によって症状は異なるので五臓六腑を調えることが本治療法となります)
日常生活で気にならないくらいまで回復するまでの時間は、発症してからの経過や状態にもよるので一概には言えませんが、週に1回のペースで施術を始めてから2ヶ月程で効果を実感する方が多くみられます。
書痙や音楽家のジストニアの患者様の場合、Before/Afterの検査なども時間をかけて行うので、初診では約2時間、2診目以降でも1時間30分ほどかかりますので、ご予約の際にはお電話にてご連絡ください。
2014
28Dec
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