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練馬区早宮のコンチェルトはりきゅう院、院長の松浦聡です(‐^▽^‐)
東洋医学と西洋医学を併用して、身体のお悩みを解決するお手伝いをさせて頂きます。
各種健康保険も取り扱っておりますので、歩行が困難なご高齢者の方でしたら1施術/500円程度で往診が可能です(負担率が1割の方の参考料金です)
往診範囲は練馬区だけでなく杉並区や板橋区などでも往診しておりますので、ご自宅や老人ホームへの往診など遠慮なくご相談ください<m(__)m>
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本日も前回と同じく転倒予防の鍼灸施術についてですが、今回は東洋医学でのアプローチをお話しいたします。
まずは、東洋医学の考えに基づいて行った鍼灸施術でご高齢者の歩行能力が改善されたというデータが有りますのでご紹介いたします。
対象
平均年齢76歳で脳血管障害や腰痛により、慢性的な歩行障害がある27名の患者。
施術内容
老化や膝、腰と関係の深い『腎』を補うことを目的に、太渓・足三里・腎兪の6穴に鍼を15分間刺す。
評価方法
タイムド・アップ・アンド・ゴーテスト(椅子に座った状態からスタートし、合図とともに立ち上がり3m歩いてUターンして椅子に戻ってきて座るというテスト)。
結果
鍼を刺す前の平均時間は18秒、鍼を抜いた1時間後の平均時間は14秒(1回の施術での変化)
このデータの通り、 1回の施術だけでもかなり改善されていることが分かります。
続きまして、同じ施術内容を長期的に行った比較試験の報告です。
歩行障害のある患者さんを2グループに分けて、1年間比較試験を行う。
①普通のケアのみ
②1週間に1度のペースで鍼灸施術を受ける
結果としては、鍼灸施術を行ったグループはADL(日常生活動作)が1年前よりも改善され、鍼灸を受けていないグループはADLが低下していた。
数値化された試験でないのでどの程度改善されたかはわかりませんが、基本的には加齢とともにADLは低下するので、鍼灸を受けることでADLが改善されたということは素晴らしいことですね。
ちなみに、当院で診させていただいている患者さんにも同じ経穴を使って施術を行いましたが、歩行器を使わなくとも安定して歩けるようになった方もいらっしゃり、ご家族も驚いておられました。(当院ではお灸も併せて行いました。)
健康的な生活を維持するためにも、健康なうちに健康の大切さを認識することが重要ですね(*^_^*)
2015
19Jan
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